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ほんものの プレゼント

ほんもののプレゼント

オー・ヘンリー / 偕成社



オー=ヘンリー (著)
岸田 今日子(翻訳)
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東 逸子(絵)

ハードカバー: 39ページ
偕成社 (1988/11)
寸法: 18.4 x 13.6 x 1.2 cm

・内容
若く貧しい夫婦が、クリスマス・イブに贈りあった精いっぱいの、心の通ったプレゼント。愛する心が選んだ「ほんものの」贈り物。庶民の哀歓を描くオー=ヘンリーの傑作『賢者の贈り物』の新訳版絵本です。


作者:(1862-1910)アメリカの小説家。銀行員の時、横領罪で告訴され、服役中にそれまでの体験を素材に短編小説を書きはじめる。ニューヨークの庶民の哀歓を描いた272の作品と13編の作品集を残した。
翻訳:(1930-2006)女優
絵:(あずま いつこ)(1953-)画家、東京芸大卒業

実は、岸田今日子さんを女優としか知らなかった。
調べてみると、童話を書いたり翻訳したりと多才な方だったんだ。
ムーミンの声だけじゃなかった

彼女の家系は面白い。きっと凄い人だったんだろう。
この本は実に趣深い。


<以下追加引用>
個性派女優の岸田今日子さん死去
2006年12月21日 日刊スポーツ

 映画「砂の女」やアニメ「ムーミン」の声で知られる個性派女優の岸田今日子さんが、脳腫瘍(しゅよう)による呼吸不全のため17日午後3時33分、都内の病院で亡くなったことが20日、分かった。76歳。葬儀は近親者のみで行われ、年明けにお別れの会を開く。今年1月下旬に脳腫瘍と分かり入院していた。11月16日には前夫の俳優仲谷昇さんが亡くなっている。喪主は仲谷さんとの間に生まれた長女西條(さいじょう)まゆさん。

 岸田さんは昨年暮れまで精力的に仕事をこなした。11月に舞台「オリュウノオバ物語」に主演し、12月にはドラマ「あいのうた」に出演し、コンサートのステージにも立った。今年1月下旬に体調を崩して頭痛などを訴えたため、病院で精密検査を受けたところ脳腫瘍と分かった。すでに手術ができない状態で、投薬治療などが行われた。8月に一時危篤状態になったが、持ち直して小康状態が続いた。亡くなる前日も見舞い客と言葉を交わしたが、17日に容体が急変。長女まゆさんら家族にみとられて息を引き取った。

 近親者で葬儀が行われ、親友の吉行和子(71)富士真奈美(68)も出席した。吉行は所属事務所を通して「『さみしい』の一言です」とコメントし、富士は気持ちが落ち着いたらコメントしたいとしている。

 劇作家で文学座創立者の1人、岸田国士さんの二女として生まれた。50年に文学座で初舞台を踏み、64年の主演映画「砂の女」はカンヌ映画祭審査員特別賞を受けた。69年からアニメ「ムーミン」の主人公の声を担当し、ドラマ「大奥」のナレーションも務めるなど、独特の声質と語り口でも人気を集めた。映画「八つ墓村」やドラマ「傷だらけの天使」で独自の存在感を示す一方、バラエティー番組にも出演。舞台でも「欲望という名の電車」やつかこうへい作「今日子」に主演するなど、ミステリアスな雰囲気の喜劇からシリアスな役まで幅広く演じた。エッセイストとしても活躍し、98年には「妄想の森」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。

 54年に仲谷さんと結婚して長女をもうけたが、78年に離婚。その後も仲谷さんとは同じ「演劇集団円」に属して良好な関係が続き、晩年は長女一家と一緒に暮らした。仲谷さんは11月16日に死去し、1カ月後に後を追うように岸田さんも亡くなった。岸田さんは仲谷さんの死を知っていたが、病床のため葬儀などには出席できなかった。

 ◆岸田今日子(きしだ・きょうこ)1930年(昭和5年)4月29日、東京生まれ。姉は詩人の岸田衿子さん。いとこに俳優の故岸田森さん。50年に「キテイ颱風(たいふう)」で初舞台。63年に文学座を脱退し、劇団雲を経て、75年に演劇集団円の創立に参加。94年に紫綬褒章を受章、99年に紀伊国屋演劇賞個人賞。
by negitoromirumiru | 2008-10-26 03:22 | 書庫 | Comments(0)


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