昨年の匿名通報が最多、9千件超 電話よりサイト、警察庁
2015年6月25日 中日新聞
警察庁は25日、民間団体に委託し、電話やインターネットで犯罪や児童虐待などの通報を受け付ける「匿名通報ダイヤル」の昨年度の受理件数は、前年度より576件多い9401件だったと発表した。受け付けを始めた2007年度以降で最多。情報を基にした摘発は11件少ない45件だった。
通報手段別では、電話が707件と112件減ったのに対し、ウェブサイトは8694件で688件増えた。警察庁の担当者は「サイトは声を聞かれずに済むので利用しやすいのでは」と話している。(共同)
通報先はフリーダイヤル(0120)924839、サイトhttp://www.tokumei24.jp
(春之介のコメント)
民間会社に委託しているので、情報の整理や情報料の支払いなどをしているのだろう。
通報内容の範囲は多岐であり、当初は暴力団対策や関連するものがターゲットのようである。
情報料も5000円程度から発生するということ、45/9401、0.48%の摘発率である。
警察の狙いは、こうした情報をもとにした周辺情報の蓄積だろう。
国は、マイナンバー制度を実施することで、他国に類のない情報管理を完成させることができる。
それに、こうした情報を加えることで絞り込む範囲を限定させることも可能になるのだろう。
下記にあるように、いろいろな相談・通報窓口があるので考えて利用してほしい。
隣近所のつきあいが極端になくなり聞き込みだけでは済まなくなっており、情報ツールの活用は避けられないが、その使い方に対しては十分に知っておく必要があろう。
<以下参考>
本ダイヤル創設の背景
本ダイヤルは、
暴力団が関与する犯罪等、犯罪インフラ事犯、薬物事犯、拳銃事犯、特殊詐欺、また、少年福祉犯罪、児童虐待事案、人身取引事犯等の被害者となっている子どもや女性の早期保護等を図るため、警察庁の委託を受けた民間団体が、市民から匿名による事案情報の通報を、電話やウェブサイト上で受け、これを警察に提供して、捜査等に役立てるというものです。
本ダイヤルにより、これまで
自己の身元が特定されることや刑事手続への協力を敬遠して通報を躊躇していたような方々から有益な情報を得ることができるようになることを期待しているものです。
<以下引用>
けん銃110番 0120-10-3774