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NML クラシカル・ミュージック A TO Z

クラシカル・ミュージック A TO Z (2000)
A TO Z OF CLASSICAL MUSIC (The) (2nd Expanded Edition, 2000)
http://apl.ml.naxos.jp/album/8.555319-20

クラシカル・ミュージック A TO Z (2009)
A TO Z OF CLASSICAL MUSIC (The) (3rd Expanded Edition, 2009)
http://apl.ml.naxos.jp/album/8.558212-13

(春之介のコメント)
所蔵しているCDだが、このシリーズの初版であろう1995のものであり、廃盤でNMLでも聴くことはできない。

その二枚組CDには270頁のブックがついており、作曲家の紹介とナクソスで販売されているCDを紹介している。

このような寄せ集め的なCDでも、それが教育目的となると話は違い、そこに適切な配慮がなされていれば立派な入門CDとなる。

このシリーズの選曲を見てみると、まったく内容を変更しつつ編成しており一部だけを差し替えたものでなく手が込んでいる。

ほとんどは名曲の一部だが中には変わった選曲も入れてあり味付けがしてあるところが、単に寄せ集めたCDとは一線を画する。

個人的には、曲の一部分だけを聴くのは抵抗があるのだが、誰もがきっかけとしては一部分に興味関心を抱いて入って行くものだから、それでいい。

嬉しい悩みなのかもしれないが、音楽情報の洪水はさらに酷くなって、より専門化しており入門することも難しい時代なのかもしれない。

運命、新世界、第九、四季・・・そんなところから聴き始めたものだが、現代ではまず、アルヴォ・ペルト:ベンジャミン・ブリテン追悼の「カントゥス」が気に入ったからネットで聴いているなんて時代になってしまったのかもしれない。

入門と専門の間の乖離が激しくて、入門者が次に何を聴いていくのかが問われる時代、そんな時にNMLを使ってチョイ聴きして好きな音楽を探索するのも面白い。

良い時代になったものだが、主体性が試されて好みが尊重されるから自分磨きが必要なのだろう。

なお、3rd Expanded Editionのブックレットには、次の記載があり登録後に視聴できるらしい。
NML クラシカル・ミュージック A TO Z_e0151275_834138.jpg

by negitoromirumiru | 2014-09-11 08:16 | 音楽 | Comments(0)


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