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NHK-FM DJクラシック 広上淳一の“音楽ってステキ”15

~夏バテ・元気の出る名曲~
2014年8月29日

「楽劇“ワルキューレ”から“ワルキューレの騎行”」ワーグナー作曲
(5分05秒)
(指揮)ジェームズ・レヴァイン
(管弦楽)メトロポリタン歌劇場管弦楽団

「前奏曲 変ニ長調 作品28 第15“雨だれ”」ショパン作曲
(5分31秒)
(ピアノ)エヴァ・ポブロツカ

「カヴァティーナ」 マイヤーズ作曲
(3分38秒)
(ギター)イョラン・セルシェル

「交響詩“レ・プレリュード”から」 リスト作曲
(4分15秒)
(指揮)ジュゼッペ・シノーポリ
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

「交響曲 第9番 ニ短調“合唱つき”第3楽章から」ベートーベン作曲
(4分15秒)
(指揮)ラファエル・クーベリック
(管弦楽)バイエルン放送交響楽団

「管弦楽組曲 第3番から“アリア”」 バッハ作曲
(5分37秒)
(弦楽合奏)イタリア合奏団

(春之介のコメント)
番組冒頭で紹介された視聴者からの投稿にもあったが

2014年5月28日サントリーホール N響コンサート 第1783回定期公演 「交響曲 第4番 ト長調(マーラー)」(ソプラノ)ローザ・フェオラ、(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)広上淳一

後日、Eテレで拝聴したが、今まで聴いたことのないゆっくりとしたテンポで楽しめた。

今回のテーマは、おじさんのための夏バテ解消番組らしい。

動と静の対比であろうが、なにせ50分番組なので窮屈さは変わりない。

広上センセが、語りたかったのは以下の中島さんの言葉にあるような諦観なのだろう。

音楽に何が可能か、人を支えて明日への活力を与えることができるのか、そうした思いを持って個性的な音楽家と格闘する日々はいろいろとあることだろう。

まろやかな広上センセでは、確かに厳しい表現が要求される音楽が奏でられるのかは分からないが、やはり音楽も人間性なのだ。

完璧な演奏であっても、演奏家に共感できなければつまらないのではないだろうか。


<以下関連引用>
―学生諸君に向けて、新しい進路へのヒントないしアドバイスを書けという編集部からの依頼であるが、じつはとりたてて何もないのである。しばらく生きてみればわかるが、個々人の人生はそれぞれ特殊であり、他人のヒントやアドバイスは何も役に立たない。とくにこういうところに書きつらねている人生の諸先輩の「きれいごと」は、おみくじほどの役にも立たない。振り返ってみるに、小学校の卒業以来、厭というほど「はなむけの言葉」を聞いてきたが、全て忘れてしまった。いましみじみ思うのは、そのすべてが自分にとって何の価値もなかったということ。なぜか? 言葉を発する者が無難で定型的な言葉を羅列しているだけだからである。そういう言葉は聞く者の身体に突き刺さってこない。だとすると、せめていくぶんでも本当のことを書かねばならないわけであるが、私は人生の先輩としてのアドバイスは何も持ち合わせておらず、ただ私のようになってもらいたくないだけであるから、こんなことはみんなよくわかっているので、あえて言うまでもない。これで終りにしてもいいのだけれど、すべての若い人々に一つだけ(アドバイスではなくて)心からの「お願い」。どんな愚かな人生でも、乏しい人生でも、醜い人生でもいい。死なないでもらいたい。生きてもらいたい。

哲学者・中島義道『私の嫌いな10の人びと』(新潮文庫)
「はなむけの言葉」(2006年電気通信大学卒業生へ)
by negitoromirumiru | 2014-08-29 07:06 | 音楽 | Comments(0)


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