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NML 武満徹:オーケストラ作品集(ボーンマス響/オールソップ)

武満徹:鳥は星形の庭に降りる/精霊の庭/ソリチュード・ソノール/他 (ボーンマス響/オールソップ)
TAKEMITSU: Orchestral Works
http://apl.ml.naxos.jp/album/8.557760

(春之介のコメント)
ナクソスの強みが、国別に制作しているシリーズで日本人作曲家シリーズも一時中断したかに見えたが継続しているようだ。

演奏しているのが海外のオーケストラや指揮者という予算の制約を感じさせるものもあるが、そこは日本人演奏者でない風情もある。

この録音も2005年で、発売はシリーズの最初期の頃でとりあえずは武満作品は押えておきたいところだ。

西欧の楽器を使っていても、どこの地域・時代にも鳴り響いてなかった響きが武満さんの世界である。

最近、大騒ぎとなったニセ作曲家と違い、独学で始めたことが功を奏した例なのだろう。

ただ武満作品はほぼ知らないし聴いていない、それだけのこと。

日本は大戦後の復興を果たした昭和30年~高度成長期までが一番のびのびと個性を発揮できた時代だろうと思うし、その時代に生きた人たちにキラリを光るものを感じる。

日本人でも異質な音楽を西欧の人たちはどう聴いているのか感じるのか興味深いところである。

そして、いろいろな分野で国内で知られていなくても海外では非常に高く評価されている人たちがいることも、何か心強いことだと感じる。
by negitoromirumiru | 2014-04-30 16:52 | 音楽 | Comments(0)


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