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海女漁を紹介する企画展 大漁祈願祭 三重県鳥羽市

①鳥羽で海女漁を紹介する企画展
 2014年04月21日 12時28分 NHK名古屋放送局

海女による漁が三重県の無形民俗文化財に指定されたことを記念して、海女漁を紹介する企画展が鳥羽市で開かれています。

三重県には、伊勢志摩地域を中心に1000人近い海女がいて、県は今年1月、海女漁を無形文化財に指定して、存続や振興を図っています。

企画展では、海女が潜る際につけるおもりなど、海女漁の技術を紹介する資料約100点が展示さています。
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また、海女を題材にして書かれた江戸時代の浮世絵のパネルのほか、沈没した船から、積み荷を引き上げる海女の活躍を伝える資料なども展示されています。

学芸員の縣拓也さんは「海女の技術の高さや、その存在が人々を魅了した歴史を知ってもらいたい」と話していました。企画展は三重県鳥羽市の「海の博物館」で、7月6日まで開かれています。

②海女漁を紹介する企画展
 2014年04月21日 18時49分 NHK津放送局

海に潜ってアワビなどを捕る海女漁が三重県の無形民俗文化財に指定されたことを記念して海女漁の技術に関連した資料を紹介する企画展が鳥羽市で開かれています。

三重県には伊勢志摩地域を中心に1000人近い海女がいて、三重県はことし1月、海女漁を県の無形文化財に指定し、存続や振興を図っています。

鳥羽市の「海の博物館」で開かれている企画展には海女漁の技術を紹介する資料およそ100点が展示され、このうち、漁の道具を紹介するコーナーでは海中深くに潜るときに付けるおもりなどが展示され、海女漁の独特な手法を伝えています。

また、海女を題材にして書かれた江戸時代の浮世絵のパネルや、沈没した船の積み荷を引き上げる海女の活躍を伝える資料なども展示され、古くから海女が注目を集めていたことをうかがい知ることができます。
海女漁を紹介する企画展 大漁祈願祭 三重県鳥羽市_e0151275_1935165.jpg

学芸員の縣拓也さんは「海女の漁の技術の高さや歴史を知ってもらいたい」と話していました。この企画展は海の博物館」で7月6日まで開かれています。
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<以下追加引用>
海女漁の安全と大漁祈願
2014年05月07日 NHK名古屋放送局

「女性の願いを1つかなえる」と伝えられている、三重県鳥羽市の神社で海女漁の安全や大漁を祈願する祭りが行われました。
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海女漁の盛んな、鳥羽市相差町の神明神社は「女性の願いを1つかなえる」と伝えられ、「石神さん」の名で広く親しまれています。

神社で7日、春祭りが行われ、磯着姿の地元の14人の海女や旅館のおかみたちが、神職からおはらいを受けて玉串を奉納し漁の安全や大漁を祈願しました。境内では、地元の人たちが太鼓を披露し、祭りを盛り上げました。

7日は「磯日待」と呼ばれる海女の休息日にあたり、日ごろの労をねぎらおうと男性たちが料理をふるまい、海女や地元の女性たちが伊勢えびの入ったみそ汁や焼き貝などをおいしそうに食べました。

祭りに参加した58歳の海女は、「毎年、祭りを楽しみにしています。いつまでも健康で、80歳をこえるまで海女を続けたいと」と話していました。


<以下関連引用>
海女の信仰「答志島を中心として」 PDF
答志島 美多羅志神社・八幡神社宮司
伊勢民俗学会・日本民俗学会会員
橋本好史
2013/9/16

<以下関連引用>
しろんご祭り:海の安全と大漁祈願 海女30人がアワビ採取−−鳥羽・菅島 /三重
2013年07月07日 毎日新聞 地方版

 鳥羽市の菅島で6日、大漁と海の安全を祈願する「しろんご祭り」が開かれた。浜は毎年1時間半だけ海女漁が解禁され、この日も地元の海女30人余がアワビとサザエを求め海に潜った。

 祭りは700年前、菅島に現れた白蛇を竜神の使いとしてあがめたのが始まりとされる。海女たちは、近くの白髭(しろひげ)神社に奉納する赤と黒のつがいの「まねきアワビ」を取るために競い合い、最初に取った海女がその年の海女頭となる。

 ホラ貝を合図に海女たちは、浜辺と沖合の漁船から一斉に海に飛び込んだ。真っ先に赤黒一対のアワビを村田久代さん(50)が取り、浜辺で待ち構えていた奉納海女の松村奈美さん(19)が、神社に運んだ。

 この日は梅雨の晴れ間とあり、大勢のアマチュアカメラマンが詰めかけ、盛んにシャッターを切っていた。浜では民謡踊りも舞われた。【林一茂】〔三重版〕

<以下引用>
<潮かけ祭り>漁船が海水かけ合う…三重・志摩の奇祭
2014年6月27日 毎日新聞

 漁船同士が海水をかけ合い、大漁と海の安全を願う奇祭「潮かけ祭り」が27日、三重県志摩市志摩町の和具漁港で行われた。二十数隻の漁船に乗った海女や漁師らが、バケツで海水をくんでは相手に浴びせた。

 約800年前から続く伝統行事。漁港の3キロ沖合の無人島・大島に里帰りする海の守り神に、海女らが取ったアワビなどの海産物を奉納する。この日は海が荒れていたため島での神事を取りやめ、洋上で行った。

 帰港した各漁船は花火を合図に、海水をかけ合った。海水を浴びると清められるとされ、漁師や海女らは全身ずぶぬれとなった。岸壁から海に突き落とされる地元の人もいて、港はしばし歓声に包まれた。【林一茂】

<以下引用>
<海女>ポルトガル人監督、志摩で映画撮影
2014年6月29日 毎日新聞

 日本の海女の半数が暮らす三重県の志摩半島で、ポルトガル人の女性監督が、海女をテーマにした長編ドキュメンタリー映画を製作している。外国人監督による海女映画は初めてとされ、「AMA-SAN(海女さん)」の題名で来年、世界各国での上映を目指す。協力した海女は「世界の人たちに海女文化を深く知ってもらうことにつながれば」と、完成を心待ちにしている。【林一茂】

 監督はクラウディア・バレジャンさん(34)。ドイツなどで映画製作を学び、これまでに短編4作品を発表し、海外の映画祭で受賞歴もある。今回、初の長編ドキュメンタリー製作に取り組んだ。

 クラウディアさんが海女の存在を知ったのは2年前。海女に触れた詩を読み、強い関心を持つようになった。「女性が海に潜ることに興味を引かれた。人数が減っていると聞き、世界の人たちに知ってもらいたいと思った」と製作の動機を語る。

 今年5月初め、同県志摩市で最も多くの海女がいる志摩町和具に投宿。三橋まゆみさん(65)、小磯松美さん(73)、柴原真澄美さん(39)の3人の海女を主人公に、漁や家族とのだんらんなどを撮影した。

 三橋さんたちは、船で漁場に出て午前と午後の2回、漁を行う。クラウディアさんは全ての漁にクルーとともに同行し、カメラを回し続けた。「日待ち」と呼ばれる年3回の海女の休息日に行われる塩餅作りや大漁祈願など、海女の風習にもカメラを向けた。

 撮影は今月中旬に終了し、クラウディアさんは帰国して編集作業中。三橋さんは「どんな作品に仕上がるのか楽しみ」と話す。

 海女文化は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録を目指している。登録活動を続ける「海の博物館」(同県鳥羽市)の石原義剛館長(76)は「世界では海女の知名度はほとんどない。映画が、ユネスコ登録の弾みになれば」と期待を寄せている。

 【ことば】海女

 アワビなどの素潜り漁をなりわいとする女性で、日本と韓国にしかいない。海の博物館の調査(2010年現在)では日本で約2000人、うち志摩半島に約1000人が暮らす。高齢化が進み、同半島では60年間で6分の1に減少した。博物館の石原義剛館長らが日韓共同で、ユネスコ無形文化遺産登録を目指した運動を展開している。
by negitoromirumiru | 2014-04-21 19:37 | 生活 | Comments(0)


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