知多警察署長 飲酒運転で更迭
2013年08月20日 NHK名古屋放送局
愛知県の知多警察署長が7月、ゴルフ場で酒を飲んだあと車を運転していたことがわかり、愛知県警察本部は19日付けで更迭するとともに詳しいいきさつを調べています。更迭されたのは愛知県の知多警察署の堀場昭英署長(60)です。
愛知県警察本部によりますと堀場署長は7月21日、県内のゴルフ場でプレーの前と休憩時間にそれぞれビールを飲み、その数時間後に車を運転して帰宅したということです。県警本部に内部からの通報があり発覚したということで、調査に対して「暑かったので飲んでしまった。考えが甘かった」と話しているということです。県警本部は19日付けで警務部付きに更迭しました。
堀場署長は
部下の署員3人とゴルフに来ていましたが3人は酒を飲まず、このうち1人はその場で署長に対して飲酒運転になるのではないかと指摘したということです。堀場署長は、
今年春に署長に就任するまで交通違反の取り締まりにあたる第一交通機動隊の隊長を務めていました。
県警本部は「署長がこうしたことで調査を受けるのは遺憾だ。酒気帯び運転の検挙の基準には達していないとみられるが、署員を監督する立場として許されない」として、詳しいいきさつを調べるとともに今後、処分を検討するとしています。
知多警察署では去年9月にも刑事課の警察官が飲酒運転で事故を起こし、懲戒免職になっています。一方、堀場署長の後任には警察が関係する民事裁判などの担当だった吉田太郎訟務官が19日付けで就任しました。
(春之介のコメント)
NHKの報道では、酒気帯び運転の検挙の基準には達していないとみられるという県警の立場を伝えている。
難しいのは検挙の基準以下の飲酒であっても、飲んでから運転するという行為そのものが警察の幹部としての見識を問われるということだろう。
経歴も、検挙する立場のリーダーを経ての昇進であったことも響いたのだろう。
特に警察官は、懲戒解雇されなくても依願退職するという形が多く、彼の場合も厳しい立場に追い込まれることになる。
さて警察幹部だが、同僚らとゴルフ三昧なのだろうか・・・部下は飲んでおらず、「暑かったから」という言い訳は潔いのか・・・!?
部下たちしか事情は知らないわけで、まさか告発されるとは思っていなかったはずだし、昨今の世間が警察官を見る目の厳しさをご存じなかったのだろう。
警察署長や幹部たちは、地域のボスたちと接する機会も多く食事・飲酒の機会があるだろうが、こうしたことで酔いがイッキに醒めない様に行動をしてほしいし、組織が守ってくれるというのはホンの一部の超エリートらに過ぎないだろう。
<以下引用>
◆飲酒運転で警察署長更迭、愛知県警が処分検討
2013年8月19日 TBS
愛知県警は、知多警察署の60歳の警察署長が先月、ゴルフから帰る際に飲酒運転をしていたとして、19日付けでこの署長を更迭しました。
更迭されたのは、知多警察署の堀場昭英署長(60)です。堀場署長は先月21日、愛知県内のゴルフ場に行き、署員3人とゴルフをしましたが、プレー前と前半のラウンドの合間にビールを飲み、プレー後、車を運転して帰ったということです。
警察に情報提供があり発覚したもので、調べに対し堀場署長がビールを飲んだことを認めたため、19日付けで更迭されました。
堀場元署長は交通機動隊や駐車対策課などを経て、今年3月から知多署長を務めていました。
現在、県警が飲酒した量などについて調査し、懲戒処分も含め検討するということです。
◆飲酒後に運転、知多署長が異動 愛知県警が懲戒処分検討
2013年8月19日 朝日新聞
愛知県警は19日、飲酒後に車を運転したとして、知多署署長の堀場昭英警視(60)を警務部付に更迭する人事異動を発表した。県警監察官室が懲戒処分を検討している。「暑かったので飲んだ。
認識が甘かった」と辞職する考えを伝えているという。堀場警視は第1交通機動隊長など交通畑を歩んできた。
発表によると、堀場警視は7月21日午前、署員3人と県内のゴルフ場でプレーした際、
プレー前に生ビールの中ジョッキ1杯とプレー中に350ミリリットルの缶ビール1本を飲んだ。ゴルフを終え、夕方に自家用車を運転して名古屋市内の自宅に帰ったという。署員3人は飲酒せず、それぞれの車で帰った。県警関係者から県警本部に情報提供があり、発覚した。
県警は、道路交通法上の飲酒運転に問われる状態ではなかったとみられると説明。「アルコールが残っていたことが疑われる状態で運転するのは署長としてふさわしくないと判断した」としている。新署長には訟務官の吉田太郎警視が就任する。
脇田泰嗣警務課長は「署長は部下を指揮監督する職務にあり、ふさわしくない行為をした疑いがあるので異動させた」とコメントしている。
愛知県警では昨年、酒気帯び運転をしたとして、知多署と東署の警察官2人を懲戒免職処分にしている。
<以下追加引用>
飲酒後運転の前署長停職処分
2013年09月13日 NHK名古屋放送局
ゴルフ場で酒を飲んだあと車を運転したとして更迭されていた、愛知県の前の知多警察署長について、警察は、停職1か月の懲戒処分としました。前署長は13日付で依願退職しました。
懲戒処分を受けたのは愛知県の知多警察署の堀場昭英前署長(60)です。愛知県警察本部によりますと、堀場前署長は今年7月、県内のゴルフ場でプレーの前にジョッキ1杯の生ビールを、休憩中に缶ビール1本を飲み、その数時間後に車を運転して帰宅したということです。
内部の通報で問題が発覚し、8月、警務部付きに更迭されていました。調査に対して「これまでもゴルフ場で酒を飲んだあと車を運転したことがあった」と話しているということで、県警本部は停職1か月の懲戒処分としました。堀場前署長は13日付けで依願退職しました。
愛知県警察本部の伊藤昇一警務部長は「飲酒運転の根絶を先頭に立って推進すべき署長がこのような事案を起こしたことは遺憾です。県民の皆様に深くお詫びします」とコメントしています。
<以下関連引用>
【懲戒】滋賀県警の警視 酒気帯び事故で免職処分
2014年5月22日 ABC NEWS 関西ニュース
滋賀県警は、刑事部の男性警視が飲酒運転で事故を起こしながら報告しなかったとして、懲戒免職処分にしました。
懲戒免職になった刑事部に所属する55歳の警視は、先月24日夜、酒を飲んだ後バイクを運転し、大津市の国道で単独事故を起こしました。警察に通報せず、通行車両の届けで発覚しました。警視は、職場の懇親会でビールを数杯飲んで帰宅後、携帯電話を紛失したと思いこみ探しに行くためバイクに乗ったということです。滋賀県警の調べに警視は、「大変なことをしてしまった。後悔している」と話しているということです。
<以下関連引用>
福岡県警の前署長、ひき逃げ容疑 書類送検し戒告
2016年3月29日 朝日新聞
福岡県警の天本栄一・前粕屋署長(60)=警視=が今月、福岡市内で乗用車を運転中にひき逃げ事件を起こしていたことが分かった。県警は29日、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで前署長を書類送検し、戒告の懲戒処分にした。
「突然の事故で気が動転してしまった」と供述しているという。県警は「私的な事案」などとして前署長の氏名を公表しなかった。
前署長は高速隊長など交通部門の幹部を歴任。2月まで粕屋署長だった。今月末で定年退職予定で、辞職は申し出ていない。
監察官室によると、前署長は3月22日午後5時50分ごろ、福岡市南区向野2丁目の市道交差点で乗用車を運転し、自転車と接触。自転車の男子高校生(18)を転倒させ、手に1週間のけがを負わせたのに、救護や通報をせずに逃げた疑いがある。この日は休暇で、私用で外出していた。
前署長はいったん帰宅したが、タイヤがパンクしていたことなどから「重大な事故ではないか」と思い、事故の約20分後に自転車で現場に戻った。その後、目撃者の110番通報で到着した警察官に事故の当事者だと伝えたという。
県警の調べに「高校生が『大丈夫です』と言ったので安心し、届け出るまでもないと思った」と供述。道交法は、事故を起こした時は、けがの有無にかかわらず警察に報告しなければならないと定めている。県警は「逃走や証拠隠滅の意図はない」として逮捕はしていない。
<以下追加引用>
奈良県警前署長を聴取、窃盗容疑 スーパーで客の財布を置引
2016年3月31日 中日新聞
スーパーマーケットで客の財布を置引したとして、奈良県警が窃盗容疑で同県警生駒署の前署長から事情を聴いていることが31日、捜査関係者への取材で分かった。
県警は同日、前署長を減給6カ月の懲戒処分とした。近く書類送検する方針。前署長は同日付で定年退職の予定だった。
県警によると、前署長は26日午後3時15分ごろ、奈良市内のスーパーマーケットで、男性客(80)が買い物カートに置き忘れた財布を盗んだ疑いが持たれている。財布には現金約3万円やクレジットカードなどが入っていた。「つい盗んでしまった」と容疑を認めているという。(共同)