発禁本「エロエロ草紙」がカラー印刷で復刻 電子版が大人気
2013年05月16日 ITmedia
「ネットではモノクロでしか見られなかったマニア垂涎の奇書が、色鮮やかによみがえる」――1930年に発行され、「国立国会図書館デジタル化資料」で常にアクセスランキング上位の「エロエロ草紙」(酒井潔)が6月21日、「エロエロ草紙 【完全復刻版】」(彩流社、2625円)として発売される。
いわゆる“つや話”や女性の裸のイラストなどを収録しており、出版前の検閲で「公序良俗を乱す」として発禁処分を受けた書籍。2010年から「
国立国会図書館デジタル化資料」で電子版が無料公開され、アクセスランキング1位常連の人気書となっている。
書籍はB5版で全80ページ。ネット公開されている資料は全ページモノクロだが、実際の表紙はカラー、中面にもカラーページが「たんまり」あるという。「国立国会図書館の貴重書が、当企画のために特別にご開チン!」「エログロのなかにも、抱腹絶倒のユーモラスなエッセイ集!」「これを読まずに、『エロエロ』は語れない!」「みんな、『エロエロ草紙』の書籍化を待ち望んでいます!」
―彩流社の書籍紹介ページには、担当者によるハイテンションな紹介文が並んでいる。
【☞本書の特徴】 ※編集担当者が最も書籍化したい本!!
●実物の『エロエロ草紙』を見てみると、
表紙は実はカラーなのです。中面もカラーページがたんまり!
●国立国会図書館の貴重書が、当企画のために特別にご開チン!
●エログロのなかにも、抱腹絶倒のユーモラスなエッセイ集!
●これを読まずに、「エロエロ」は語れない!
●「話題書コーナー」で是非とも展開をお願いします!!!
●みんな、「エロエロ草紙」の書籍化を待ち望んでいます!
主な目次
接吻/女給受難/エログロ舞踏会/オリンピック・エロ/イヤ、これは!
幕間の女/ダンス・エロチック/すべての若い女を老人へ/好色な神様
あべこべ物語/毛皮の女/恋心/下から覗く/恋の森
尖端ガール解説/汽車はキスを乗せて……などなど。
<以下参考引用>
図書館デジタル化の波紋、オープンアクセスと出版は両立するか
2013年6月22日 カーリルのブログ