ケアマネ合格率、過去最低の15.3%- 厚労省「平均点に受験者集中」
2011年12月16日 キャリアブレイン
厚生労働省は15日、2011年度の「介護支援専門員実務研修受講試験」(10月23日実施)の合格率が、前年度比5.2ポイント減の15.3%だったと発表した。1998年度の試験開始以降で最も低かった前年度の20.5%を下回り、2年連続で過去最低となった。厚労省の担当者は、今回の結果について「平均点付近に多くの受験者が集中し、合格基準に達した受験者が少なかった。試験を難しくしたわけではない」としている。
11年度の受験者数は14万5529人(前年度比5570人増)で、1998、99年度に次ぐ3番目の多さだった。一方、合格者数は2万2329人(同6374人減)で最も少なかった。累計の合格者数は54万5801人となった。
合格者を職種別に見ると、構成比率が最も高かったのは介護福祉士の66.9%(合格者数は1万4930人)だった。以下は、「相談援助業務従事者・介護等業務従事者」が11.7%(同2611人)、社会福祉士が10.9%(同2425人)、「看護師、准看護師」が8.4%(同1884人)、理学療法士が2.3%(同510人)などと続いた。
(春之介のコメント)
担当者のコメントは信じがたいので、意図的に下げたということだろう。
ケアマネの役割について、さまざまな疑義が生じてきている昨今、新たな制度改革も視野に入っているのかもしれない。
常々書いていることだが、合格率と資格制度の関係は全く曖昧なものであり、恣意的である。
本来ならば、援助の基本を学んだものには自動的に与えられてもいい程度の内容だから・・・
こんな資格に、大金払って時間をかける意味があるのか、受験する人はたまったものではない。
これまでの試験の合格者数等