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【震災支援】多言語問診システムとは!? 外国人向け問診用「通訳」ソフト、無料公開5か国語応

外国人向け問診用「通訳」ソフト、無料公開
2011年7月22日 読売新聞

5か国語に対応

 京都市のNPO法人「多文化共生センターきょうと」は、被災した外国人のための通訳ソフト「多言語医療問診システム」を多機能携帯電話(スマートフォン)に無料でダウンロードできるサービスをしている。英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、インドネシア語を日本語に訳す。

 「頭が痛い」「熱がある」といった1796通りの具体的な症状や生活環境などから当てはまるものを画面上で選び、「翻訳」ボタンを押せば、問診をする医師に状況が伝わる。選択項目に「原子力発電所の近くに住んでいた」「被曝検査を受けたい」などもある。代表の重野亜久里さん(37)は「不安を少しでも和らげられれば」と話している。

(春之介のコメント)
意思疎通ができない障がい者や外国人らに、有効だろう。

以前ならば、そうした単語集を使ったり翻訳をしてもらわなければならなかった。

今回は、日本に在住している外国人や障がい者の被災調査は進んでいないと聞く。


多文化共生センターきょうと  http://www.tabunkakyoto.org/

多言語医療問診システムM3(エムキューブ)のサイト

〈以下引用〉
東日本大震災:被災外国人問診スムーズに 携帯翻訳ソフト
2011年5月26日 毎日新聞

 外国人支援のNPO法人「多文化共生センターきょうと」(京都市下京区)が、東日本大震災で被災した外国人が医療機関を受診した際の問診をスムーズにするため、5言語に対応する携帯電話用の翻訳システムを開発した。3月下旬のサービス開始(無料)から利用件数は約5500件に上っている。

 多言語問診システムは3年前、和歌山大と共同開発し、インターネットで公開した。英語▽中国語▽ハングル▽ポルトガル語▽インドネシア語の5言語で意思疎通できる。部位や痛みの感じ方など約400通りの症状を画面上から母国語で選び、「翻訳ボタン」を押すと日本語などで医療者に示すことができる。

 今回の震災では病院も大きな被害を受けインターネットを使いにくいことや、医師や看護師が避難所を巡回診療している現状を踏まえ、新たに多機能携帯電話「スマートフォン」に対応したシステムに改良した。

 また、避難生活の長期化で心の不調を訴える人が増えていることから、「恐怖感がある」「眠れない」などの項目を加えたほか、「被ばく検査を受けたい」など放射線に関する項目も新設した。

 法務省のまとめでは、震災で災害救助法が適用された地域の外国人登録者数は3月末時点で約11万人(東京都除く)。重野亜久里代表(37)は「被災のストレスに加え、言葉が通じない不安も抱えている。このシステムで最低限必要なコミュニケーションをとってもらえれば」と話している。
by negitoromirumiru | 2011-07-23 12:26 | 医療 | Comments(0)


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