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名古屋刑務所の受刑者の全裸検査中止を 視察のアムネスティ 刑務所側「経験則上、全裸検査は必要」

刑務所の全裸検査中止を 視察のアムネスティ
2011年06月20日 共同通信

 国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」は20日、名古屋刑務所(愛知県みよし市)を視察し、受刑者を集団で全裸にして持ち物検査をするのはやめるよう訴えた。同団体は、所内の工場に1日2回出入りする際、約2千人の受刑者を全裸にさせ、持ち物検査をすることは刑務所の秩序維持を名目に自尊心を奪うためだと指摘。視察の際、刑務所は「経験則上、全裸検査は必要」との考えを示したという。

(春之介のコメント)
日本の常識は世界の非常識という例。

記事によって多少差異がある。

名古屋だけでやるのは不公平だろう。


〈以下引用〉
◆「集団で全裸検査は人権侵害」名古屋刑務所に改善要望
 2011年6月20日 朝日新聞

 名古屋刑務所(愛知県みよし市)で受刑者に対して、集団で全裸にしての検査をしているのは人権侵害だとして、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」が改善を要請し、20日に発表した。要請は5月27日付。

 同団体によると、受刑者2200人余の大半が、工場での作業のために作業着に着替える前後に、一度全裸になって順番待ちをし、刑務官の前を通り過ぎて手を開いたり足の裏を見せたりする検査を受けている。団体には、複数の受刑者から苦痛を訴える手紙が届いているという。

 団体会員の石川徹さんは「2006年の監獄法改正後も全裸での検査を続けているのは名古屋刑務所くらいなのではないか」とした上で、「少数の刑務官で合理的に管理するために、受刑者の自尊心を奪って抵抗できなくするような方法は許されない」と話している。

◆全裸検査「規律維持に必要」 名古屋刑務所、人権団体に回答
 2011年6月20日 中日新聞

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル日本(東京都)は20日、受刑者の尊厳を傷つけるとして、工場に出入りする際に実施している集団での全裸検査を中止するよう要請していた名古屋刑務所(愛知県みよし市)から「規律維持の観点から必要」と回答があったと発表した。

 刑務所は、この日施設を訪れた団体メンバーに口頭で伝えた。訪問後、会見したアムネスティ関係者は「恒常的な全裸検査は規模がさらに大きい東京と大阪の刑務所でも実施されておらず、名古屋だけ」と批判。廃止を目指し、法務省矯正局などに近く期限付きで回答を求める。

 名古屋刑務所の担当調査官は20日、取材に「反則行為を防ぐ意味がある。将来的には見直す可能性もあるが、現時点で変えるつもりはない」と話した。

〈以下追加引用〉
名古屋刑務所、全裸検査を中止 「羞恥心に配慮」
2011年12月20日 中日新聞

 国際人権団体、アムネスティ・インターナショナル日本(東京都)が受刑者の尊厳を傷つけるとして、名古屋刑務所(愛知県みよし市)に全裸検査の中止を要請していた問題で、名古屋刑務所が今年10月に全裸検査を中止していたことが分かった。

 名古屋刑務所は12日、有村正広所長名でアムネスティ側に全裸検査の中止を文書で回答。変更の理由を「規律秩序を維持しつつ、被収容者の羞恥心に対する配慮も総合的に検討した」と説明している。

 全裸検査は刑務所内の工場に出入りする際に実施。受刑者の尊厳に関する国連規約などに反するとして、今年5月に「規模がさらに大きな東京と大阪の刑務所でも実施されていない」と改善を求めたアムネスティ側は「一定の成果」と評価した。

 名古屋刑務所の担当調査官は19日、取材に「全裸検査の見直しは以前から検討、準備してきたことでアムネスティの要請とは無関係。検査をめぐり何かトラブルが起きれば再び実施せざるを得ない」と話している。
by negitoromirumiru | 2011-06-21 04:58 | 生活 | Comments(0)


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