小児がん「緩和ケアガイドライン」とは!? 小児がん終末期ケア、医師と患者が国内初の共同指針

小児がん終末期ケア、医師と患者が共同指針 19日発表
2010年12月19日 朝日新聞

 小児がん患者のための緩和ケアガイドライン「この子のためにできること」を、医師と患者・家族が共同で作成した。子どもの終末期医療にかかわる国内初の指針となる。治療がうまくいかなくなった場合、どう過ごすことが子どもにとって最善なのか、医療従事者と家族が共に考えるための内容となっている。

 患者団体「がんの子供を守る会」が日本小児がん学会の医師らと作成、大阪市内で開かれる学会シンポジウムで19日、発表する。

 指針では、子どもにとっての死の概念や、親や家族ができることなどを解説している。モルヒネの使用など、痛みの和らげ方にも触れているが、医学的な説明よりも緩和ケアの理念などに力点を置いた。5千部を発行し、全国の病院に配布する。

 以前は、ほぼ助からない病気だった小児がんは、年間2千~3千人が発症する。現在は抗がん剤治療が進み約8割は治るが、それでも10~14歳の死因の1位、5~9歳でも2位を占めている。

 指針作成の委員長を務めた聖路加国際病院の細谷亮太副院長は、がんと告知された時点でこの指針を家族に渡すことを想定している。「ほとんど助かる見込みがなくても、副作用のきつい治療に走る現状がある。子どもにとって何が一番幸せなのか、医師らと話し合う際に役立てて欲しい」と話す。(岡崎明子)

■小児がん「緩和ケアガイドライン」の主な内容

(1)子どもに伝えるべき情報
(2)子どもの心に寄り添う方法
(3)子どもの年齢による死のとらえ方の違い
(4)治療を選択するときの家族の考え方
(5)患者のきょうだいへのケア
(6)学校や友達とつながることの重要性
(7)支えてくれる医療チームの紹介
(8)身体的、精神的な痛みの和らげ方
(9)病院や自宅での終末期の過ごし方
(10)遺族のグリーフケア(悲嘆回復)

(春之介のコメント)
小児がんのための初めての指針となるものだそうだ。

B5版16ページのパンフレット。


「この子のためにできること 緩和ケアのガイドライン」 (外部リンク)
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by negitoromirumiru | 2011-02-15 08:42 | 医療 | Comments(0)


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