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ピアノ:「国産」激減? 統計方法を見直して日本製をアピールへ 2000年「国内生産」は13万6392台

ピアノ:「国産」激減? 統計方法を見直し
2011年2月8日 毎日新聞

 静岡県楽器製造協会(浜松市)は8日、ピアノの生産台数の統計方法を1月の出荷分から見直し、国内で部品製造から組み立てまでしたものだけを「国内生産」と数えると発表した。これまでは国内で製造した鍵盤やフレームなどの部品を海外へ送り、現地で組み立てた商品も「国内生産」としてきた。協会は「海外生産が盛んになり、どれが本当の『メード・イン・ジャパン』か、はっきりさせる必要が出てきた」と説明しており、今後は日本製を“売り”にするピアノも出てきそうだ。

 静岡県はピアノの製造が盛んで、協会によると、浜松市に本社がある「ヤマハ」「河合楽器製作所」、磐田市の「東洋ピアノ製造」の3社で国内の製造台数の99%を占める。昨年1年間の生産台数を新しい統計にあてはめると、国内生産の台数は全体の3割台に落ち込みそう。新基準を採用した1月分の統計は2月中にまとめる予定という。

 協会によると、各社とも90年代からコストダウンにつながる海外での組み立てを積極的に採用し始め、最近は部品も海外で調達するようになってきた。00年の協会統計で「国内生産」は13万6392台で、新しい統計で数えても73%は「国内生産」として扱うことができた。しかし10年の11万8909台のうち「国内生産」と数えられる割合は35%に落ちるという。【仲田力行】

(春之介のコメント)
部品の製造から組み立てまで、すべて日本が「国内生産」とカウントということ。

一昔は、ピアノがステータスだったが・・・

近所に、ピアノ配送業の倉庫兼配送センターがあり中古ピアノがいっぱいだ。

楽器生産では、日本メーカーは海外老舗を研究して良質な楽器を世界に送り出している。

それは、日本人の器用さと勤勉さによる職人芸だ。043.gif

これからも、Made in Japan の称号が安心と高品質の証しでいてほしいね。


全国楽器協会  http://www.zengakkyo.com/


<以下追加引用>
楽器決算 ヤマハ海外好調で増益
20174年05月12日 NHK静岡放送局

浜松市に本社がある大手楽器メーカー2社のことし3月期の決算がこのほど出そろい、いずれも円高による為替の影響を受け、売り上げは減収でしたが、海外での楽器販売が好調だった「ヤマハ」は営業利益が5年連続の増益となりました。

浜松市中区に本社がある「ヤマハ」のことし3月期の決算は、楽器事業で中国やヨーロッパなどでの販売が好調でしたが、円高による為替への影響を受けて売り上げが4082億円と前の年の同じ時期に比べ272億円の減収となりました。

一方、本業のもうけを示す営業利益は生産コストの削減で採算性を高めたことなどから36億円増えて443億円となり、5年連続の増益となりました。純利益は467億円で過去最高だったということです。

また、浜松市中区に本社がある「河合楽器製作所」の3月期決算は、売り上げが665億円で、前の年の同じ時期に比べて27億円の減収となりました。

楽器事業で北米での販売の回復が遅れていることや、円高による為替への影響が大きかったためだということで、営業利益も3億円あまり減って23億円となり、減益でした。
by negitoromirumiru | 2011-02-08 22:47 | 音楽 | Comments(0)


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