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京都のNPO希少難病患者支援事務局(SORD)、希少疾患に挑むiPSバンク構想発表

京都のNPO、iPSバンク構想 希少疾患に挑む
2011/02/06 共同通信

 患者数が少ない疾患のメカニズムを調べ、治療法を開発するため、京都市のNPO法人「希少難病患者支援事務局(SORD)」が、患者の人工多能性幹細胞(iPS細胞)をバンク化する構想を、同市で開いたフォーラムで6日発表した。

 こうした疾患は手足の筋力が衰えるなど、さまざまなものがある。同事務局は厚生労働省の難病指定を受けておらず、原因解明や治療薬開発が進まない病気と闘う患者を支援。iPS細胞を活用して研究基盤を整え、治療へ向けた動きを後押ししたい、としている。

 iPS細胞は理論上、体外で病気の状態を再現できるため、病原の解明や、iPS細胞から作り出した組織で薬の効能を試すこともできる。

 構想では、東海大医学部(神奈川県伊勢原市)が東京大医科学研究所などに協力を呼び掛け、患者の血液の免疫細胞からiPS細胞を作り、理化学研究所(茨城県つくば市)で保管。国内外の研究者へ提供する。

 国立遺伝学研究所(静岡県三島市)との協力で、患者のゲノム(全遺伝情報)も解析する。

 構想を発表した東海大の佐藤健人准教授(免疫学)は「(治療という)山頂へ向け一歩一歩進みたい」と話した。

(春之介のコメント)
iPS細胞開発者・山中教授らのもともとの考え方に希少難病に対する、新薬の開発という狙いがあった。

こうした取り組みでは、どこの研究機関と手を組むのかが検討される。

全く新しい時代になっていく。027.gif
by negitoromirumiru | 2011-02-06 20:32 | 医療 | Comments(0)


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