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〈大疑問!〉お尻拭きは、前から後ろから!?

お尻は前から拭く? 後ろから拭く?
2010年12月14日 exciteコネタ

う~ん、ふう~。カラカラ……フキフキ……。

生きている限りは、誰もが行う排泄行為。しかし、食事や睡眠といったその他の人間の行為の中で、トイレの個室に閉ざされた空間での出来事は極めてプライベートな一面が強い。友人はもとより、家族間でもそのさまを直接見ることはほとんどないからだ。
そんなトイレの個室の中の行為で、ひとつの疑問が浮かんだ。

『みんなは、うんちをしたあとお尻を前から拭いている? それとも後ろから?』

かく言う私は、後ろ派である。と、いうよりも、友人に言われるまで「前から拭く」という選択肢そのものがなかった。
その友人も私が「後ろから拭く」と言ったときには大いに驚いた。「ええっ! うっそ!?」
友人は前から拭くことの利点を熱っぽく解説したのだが、それを大まかにまとめると以下の2点になる。

・体全体の動作として、動きにムダがない
・目でペーパーの拭き加減を確認したあと、そのまま便器に落とせる

なるほど……。確かに、拭く際に腰をひねり、手を大きく後ろにまわす動作は、前から手を入れるよりもムダがあるかも。それに、ペーパーの確認動作も……。

それに私の脳裏に浮かんだ記憶があった。インドを訪れた際、紙がなく、置いてある桶に水を入れて、それを流しながら不浄の手とされる左手でお尻を拭くというシチュエーションに遭遇した。郷に入れば郷に従え、それを実践したのだが、どうもバランスがうまくとれず、後ろに倒れそうになったのだ。もしも、左手を前からまわしていたら……。

しかし、看護師の女性がこの件について興味深い意見をくれたのである。
「女性は、ばい菌が大事な部分に入るといけないから、後ろから拭くように学校とかで習った子が多いんじゃないのかな」
ほほう! これは合点がいく。男性はあまり関係ないのかもしれないが、となると世の女性のみなさんは「後ろ派」ということになるのか。「前から派」が一般的だという方向に傾いていた状況にあっては大きな情報となった。

それでは、公的な機関ではこの件をどのように考えているのか。

まずは、コネタの記事でも取り上げられたことのある「トイレ研究所」に聞いてみた。
「うんちをした際、お尻は前から拭くのと後ろから拭くの、どちらが一般的なんでしょうか」という質問をしてみると、
『その件につきまして、当方では見解は有しておりません』とのこと。

仕方がない。それではと次に聞いたのは、日本トイレ協会だ。
こちらの回答は、
『残念ながら協会としてのコメントはありません。人それぞれではないでしょうか?』

ううむ。それを言ってしまうか。そうか、もはやこれは「トイレ」の問題ではないのか。
ならばと、望みをかけて質問したのは感染症の予防などで検査や調査・研究に取り組んでいる神奈川県衛生研究所。質問を少し変えて「前からと後ろから、どちらがいいのか」を聞いてみた。
回答は
『当所ではお問い合わせに関した情報はございません』

難しいものである。もし、「前から派」だとばい菌が入る恐れなどがあるのなら、そのようなアドバイスをもらえるのかと思ったが。

調べてわかったのは、結局お尻の拭き方について世の中全体の共通理解はないということ。もし、女性には学校で拭き方の指導が行われているとしても、男性には何も教えられないわけだ。もしかしたら和式と洋式の便器の移り変わりで変化があるのかもしれないし、海外の国では国民全員が前から拭いている国もあるかもしれない。

この問題、まさに紙(神)だけが知る、といったところか。
(石川悠介)

(春之介のコメント)
結論はないという妥当な結論。
by negitoromirumiru | 2010-12-15 14:18 | 箪笥 | Comments(0)


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