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お泊まりデイサービスの整備推進に異論も!?  ⇒「お泊りデイサービス協会」が発足

お泊まりデイに異論相次ぐ―介護従事者ら
2010年8月27日 キャリアブレイン

市民福祉情報オフィス・ハスカップは8月26日、東京都内で集会を開いた。参加した介護従事者らからは、長妻昭厚生労働相が25日に発表した宿泊可能なデイサービスセンター(お泊まりデイサービス)の整備を問題視する声や、認知症ケアへの介護保険の不備を指摘する声が上がった。

集会では、ノンフィクション作家の沖藤典子氏が、「『在宅で介護を受けたい』という認知症患者の希望が保険の中に全く可視化されていない」と述べ、在宅ケアにおける認知症への対応が遅れていると訴えた。

NPO法人暮らしネット・えんの小島美里氏は、認知症の在宅支援に最も適しているのは本来、小規模多機能型居宅介護だとしながらも、「(経営上の問題から)訪問サービスを取りやめる事業所も見られる」と指摘。また、お泊まりデイサービスについては、「認知症ケアは昼より夜が大変。ただ、職員の中には、夜勤がないからデイサービスを選んだ人も多く、このままでお泊まりデイサービスが成り立つのだろうか」と述べた。ケアマネジャーとして働く水下明美氏も、「お泊まりデイサービスの導入よりも、医療と介護の連携を充実させることが介護者の望み」と強調した。

■「地域密着型サービスの総括を」―民主・石毛議員

また、民主党の石毛衆院議員は、国が進める24時間対応の地域巡回型訪問サービスに関して、「まずは、地域密着型サービスの総括をしなければならない。課題を洗い出して対応すれば、必ずしも24時間地域巡回型訪問サービスに頼る必要はないのではないか」との考えを示した。

25日には長妻厚労相が、お泊まりデイサービスと24時間対応の地域巡回型訪問サービスの整備に伴う経費を、来年度予算の概算要求に盛り込む方針を明らかにしている。

(春之介のコメント)
指摘されているように、認知症ケアは夜間も必要であり、夜勤を希望しないデイ職員ならば敬遠する可能性は高い。

地域密着型サービスが進まない理由を検証しないうちに、デイサービスに夜間預かり機能を持たせても仕方ないように感じる。


<以下追加引用>
「お泊りデイサービス協会」が発足- サービスの質向上へ、基準策定など目指す
2013年08月05日 キャリアブレイン

 宿泊付きデイサービス(お泊りデイサービス)の事業者団体「お泊りデイサービス協会」が、このほど発足した。事業所向けの研修会などの定期開催や、協会独自の基準策定によって、同サービスに関する情報発信と、各事業所のサービスの質向上を目指す。【ただ正芳】

 通所介護事業所が、宿泊サービスを提供する「お泊りデイサービス」については、全国で利用者が増加し続けている。ただ、劣悪な環境で利用者を長期滞在させる事業者の存在が指摘されるなど、サービスの質向上が課題となっており、2011年5月には東京都、12年8月には大阪府が独自基準の作成に乗り出していた。

 こうした状況を受け、「茶話本舗」のブランド名で同サービスを手掛ける日本介護福祉グループなど78法人160事業所が集まり、「お泊りデイサービス協会」を設立した。同協会では、サービスの質向上を目指し、定期的な研修会や情報交換会を開催するほか、東京都や大阪府の基準をたたき台に、協会独自の基準も作成する方針という。同協会の斉藤正行副会長は、「基準の具体的内容は今後、検討する方針だが、来年8月に開催を予定している年次総会では、その素案を発表したい」としている。

 同協会の役員は次の通り(敬称略)
 会長:藤田英明▽副会長:斉藤正行、原田健市▽理事:糀谷博史、高野敏宏、矢嶋明、近藤貴史
by negitoromirumiru | 2010-09-11 09:29 | 福祉 | Comments(0)


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