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重度障害児 在宅治療目指して 第1回日本小児在宅医療・緩和ケア研究会

重度障害児 在宅治療目指して
2010年8月29日 NHK

難病や重い障害のある子どもを対象にした在宅医療の充実を目指そうというシンポジウムが29日、東京で開かれ、人工呼吸器を着けて自宅で暮らす子どもを診療所で一時的に預かる試みなどが報告されました。

シンポジウムは、全国の医師や看護師でつくる日本小児在宅医療・緩和ケア研究会が開きました。この中で、宇都宮市の高橋昭彦医師は、人工呼吸器を着けて自宅で暮らす子どもを診療所で一時的に預かる試みについて報告しました。この試みは4年前、介護疲れで体調を崩した親を見かねて始めたということで、高橋医師は「子どものためには介護する家族もいっしょに支えるサービスが必要で、全国どこでもこうした仕組みを利用できるよう考えるべきだ」と訴えていました。

また、新生児科が専門の大阪の医師は、医療技術の高度化で先天的な難病などでも命を落とさずに済むことが多くなった一方、1年以上入院が必要な赤ちゃんは毎年、全国で200人余りに上ると指摘したうえで、子どもの在宅医療に取り組む医師を急いで増やす必要があると強調していました。研究会では今後も、会員同士の情報交換を進め、難病や重い障害があっても、希望すれば家族と暮らせるよう、子どもの在宅医療の充実を目指していくことにしています。

(春之介のコメント)
第1回目の研究会みたいです。


<以下参考引用>
第1回日本小児在宅医療・緩和ケア研究会のご案内

■開催日時:8月29日(日)11時~17時30分
■会  場:聖路加看護大学講堂

■テーマ:『地域における小児緩和ケア-小児の在宅医療と緩和ケアをつなぐ』

■プログラム(予定)

◇基調講演:細谷亮太(聖路加国際病院)
◇特別講演:『地域における小児緩和ケア(仮題)DVDにて』Dr Davies(アルバータ州立大学)/座長:前田浩利(あおぞら診療所) 

◇講演:『英国の子どものホスピスの建築学的研究とわが国における可能性(仮題)』竹宮健司(首都大学東京都市環境学部)

◇シンポジウム1:『我が国の小児在宅医療の現状と課題』
 望月成隆(大阪府立母子保健総合医療センター新生児科・在宅支援室)
 緒方健一(おがた小児科内科医院)
 高橋昭彦(ひばりクリニック)
 梶原厚子(訪問看護ステーションほのか)
 座長:奈良間美保(名古屋大学医学部保健学科)吉野浩之(群馬大学教育学部障害児教育学講座) 

◇教育講演:『緩和ケアとは』高宮有介(昭和大学医学部医学教育推進室)

◇シンポジウム2:『我が国の小児緩和ケアの広がり』
 多田羅竜平(大阪市立総合医療センター緩和医療科)
 天野功二(聖隷三方原病院臨床検査科)
 高宮有介(昭和大学医学部医学教育推進室)
 座長:小澤美和(聖路加国際病院小児科)
 
◇まとめと終了の挨拶:細谷亮太

■主 催:日本小児在宅医療・緩和ケア研究会
■参加費:1000円(当日受付)先着順
■運営事務局:あおぞら診療所新松戸(担当/小澤・小山・稲葉)

◇住 所:千葉県松戸市新松戸3-15 KS12ビル2階B号
◇電 話:047-309-7200 FAX047-309-7211
by negitoromirumiru | 2010-08-31 02:54 | 福祉 | Comments(0)


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