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演奏家 スティーヴン・ミード(ユーフォニアム)

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Steven Mead

・1962年2月26日、ボーンマスにて生まれる。
金管楽器の最初の経験は、6才の時にBoscombe Salvation Army Junior Bandで始まった。まだその頃彼にはユーフォニアムは大き過ぎたので、最初はコルネットから始まり、テナー・ホーン、バリトンと持ち替え、11才の時に ようやく初めてのユーフォニアムを手にした。また、その時代には楽器と並行して歌のレッスンにも励み、傑出したボーイ・ソプラノとしての才能も見せていた 13才の頃から本格的にユーフォニアムに情熱を注ぎ込むようになり、各地の音楽祭などでコンクールに入賞し始めた。 Bernhard Roberts、Glyn Bosanko等の指導を経て、17才の時にブラス・バンド界の伝説的ユーフォニアム奏者Trevor Groomのレッスンを受け始める。
その後ブリストル大学へ進学し、作曲家Derek Bourgeoisに出会う。Bourgeoisはミードの在学中、まわりの多くの助言者達から将来プロ奏者として生活していくためにトロンボーンへ転科 するよう強く勧められていた彼に対して、ユーフォニアム奏者を目指すよう励まし指導し続けた。その後ミードは、音楽名誉賞を受けてブリストル大学を卒業 し、さらにニュートン・パーク大学で音楽教育学を学んだ。
プ レーヤーとしては、先ずBristol Easton Salvation Army Bandから始まり、彼の最初のコンテスト・バンドとなるSun Life Stanshawe Band、そして音楽監督だったHoward Snellに招かれて参加したDesford Colliery Bandでそれぞれ首席奏者としての輝かしい経歴を残した。特にDesford時代(1983~1989)には、European Championship, Granada Band of the Year, BBC best of Brass、そして最も名誉あるRoyal Albert HallでのNational Brass Band Championships三連覇(1987~1989)の偉業を遂げる等、バンド・プレーヤーとしての頂点を極めた。
TVでの活躍も彼の早くからの成功を後押しした。 BBC Best of Brass Competitionでのソロ賞(1983&1985)やEuphonium Player of the Year Award(1986&1993)等を、それぞれ一度ならず二度ずつも受賞している。
教育者としては、Royal Academy of Music (London)、Birmingham Conservatoire、そしてRoyal Northern College of Music(Manchester)に招かれて指導している
英国トップ・ブラス・バンドでの早い時期の活躍から、British Tuba Quartetの創設、数え切れないほどの新曲の初演など、彼をその様々な活動へ突き動かしているのは、創造的精神ともいうべきものである。ミードは、 Martin Ellerbyのユーフォニアム協奏曲をBrassband Berner Oberlandとスイスで、またPhilip Sparkeのユーフォニアム協奏曲をBreeze Brass Bandと大阪で世界初演するなどしている。
ユニークなBrass Band Battle Creek(U.S.A.)との共演や、5つのNational Tuba Euphonium Festival (U.K.)運営への参加、そしてベネルクス諸国や日本でのユーフォニアム・アカデミー(欧日音楽講座)の設立など、ミードの活動はとどまる所を知らな い。BESSON契約テスター&アーティスト。 (使用楽器:BESSON Prestige BE2051-2)
by negitoromirumiru | 2010-07-23 09:48 | 音楽 | Comments(0)


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