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社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の国試受験料を引き下げる本当の理由とは!?

社会福祉士、介護福祉士などの国試受験料を引き下げへ、
2010年6月30日 キャリアブレイン

 厚生労働省は6月29日、社会福祉士と介護福祉士、精神保健福祉士(PSW)の各国家試験の受験料を2011年度から数年間引き下げると発表した。試験の実施などの業務を手掛ける財団法人社会福祉振興・試験センターが保有する積立金を取り崩し、活用する。

 各試験の受験料は、社会福祉士では昨年度の9600円を5580円に、介護福祉士では1万2500円を1万650円に、PSWでは1万1500円を9750円にそれぞれ引き下げる。引き下げは社会福祉士が15年度までの5年間、それ以外が13年度までの3年間で、期間中は原則据え置かれる。また介護福祉士については、合格した際の登録手数料を4050円から3320円に下げる。

 しかし、積立金の取り崩しが終わった後は、単年度の収支を均衡させるため再び引き上げられる。各試験の受験料は、社会福祉士が1万340円(16年度)、介護福祉士が1万3420円(14年度)、PSWが1万3140円(同)と推計されている。

 同センターは、保有する「試験事業安定積立金」28億円を来年度から3年間でゼロにするとともに、「登録事業安定積立資産」6.4億円を半減させる。また、「公益事業拡充資金等資産」5.1億円については、福祉や介護の従事者の資質向上事業に全額を振り向けてゼロにする。

(春之介のコメント)
急に発表された受験料値下げ…?って思った。

しかし、行政改革の成果だろうと思っていたら違った。

以下の報道にあるように、マスコミの取材で剰余金の使途が不明と判断されて急遽改善となった。

恥ずかしい。

当たり前だが、これは国家試験の請負なので利益を上げる目的ではないはずだ。

社会福祉振興試験センターの入っているビルは豪華オフィスではないが、役員は天下りなんだろうね。

漢字能力検定みたいに私的に使っていない分だけ分かりづらい。

それにしても、最近の長妻さんらの行動は素早い!006.gif


<以下引用>
追及!介護利権 試験料値下げを発表
2010年06月30日 MBSニュース

6月16日のVOICEでお伝えした、介護福祉士の国家試験をめぐり天下り法人が巨額の利益を溜め込んでいた問題で、厚生労働省は来年度から試験料を引き下げることを発表しました。

 この問題は、介護福祉士などの国家試験を国から委託されて実施している財団法人「社会福祉振興試験センター」が、受験者から集めた試験手数料などで利益を上げ、およそ38億円もの剰余金を内部に溜め込んでいたものです。

 お金が余っているのなら試験料を引き下げられるのではないか。

 VOICEの取材に対しセンター側は「全国的に大災害が起きても再試験が出来るよう積み立てている」と説明していました。
 
 この報道を受け、厚生労働省の長妻昭大臣は「38億円の剰余金は必要ない」との認識を示し、これを取り崩して来年度から試験手数料を引き下げることを明らかにしました。

 「大変これは恥ずかしい話でありますけれども、マスコミのご指摘をいただいてこういう形になりました。今後とも行政の効率化に向けて取り組んでまいります」(長妻昭厚労相)

 これにより、介護福祉士の試験料は1万2,500円から1万650円に、社会福祉士は9,600円から5,580円にそれぞれ引き下げられます。
by negitoromirumiru | 2010-07-01 01:29 | 福祉 | Comments(0)


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