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内科医に救急医療講習

内科医に救急医療講習
2010年2月4日 読売新聞

 開業医などにも救急医療の一端を担ってもらおうと、日本内科学会は、全国10万人の内科医を対象に、救急の基本知識を身につけてもらう本格的な講習会を開くことを決めた。

 救急医療に従事する勤務医の負担を軽減するためで、同学会は、日本救急医学会と連携して、講習会のインストラクターの養成に乗り出した。

 厚生労働省によると、救急医は2008年末現在で1945人。人口が2倍の米国の約3万人と比べると少なさが際立つ。一方で、救急車で病院に運ばれた患者数は468万人(08年)と10年前と比べ100万人以上増えた。勤務医は過重な負担に悲鳴を上げ、病院たらいまわしなどの問題も起きた。こうした現状に、日本内科学会は救急医療に対応できる内科医を育てることを決めた。

 講習会は1回計8時間の内容。同学会の認定内科医の受験資格となっていた心肺蘇生(そせい)や電気ショックのやり方のほか、救急車で搬送されることの多い脳卒中や気管支ぜんそくなどの内科分野での対処法なども盛り込んだ。

 同学会救急委員会委員長の代田浩之・順天堂大教授は「内科医は自らの専門分野に診療を特化する傾向にあるが、講習会で救急の基本的な幅広い知識と技術を身に着けてもらいたい」と話している。

(春之介のコメント)
海外ドラマ「ER」シリーズは、日本でも好評を得て放送されていた。

このドラマで、救急医療の重要性を知った方も多いのではないだろうか。

記事にあるように、日本では救急医は少ないようだ。

それだけ、全国の医大に専門講座がないということなのだろう。

テレビで放送される特番を見ていても、私立大学救急救命センターのドキュメントが多い。

初期段階での救命措置の普及がAEDなどで活発だが、機器不具合でいま一つというところか…。
by negitoromirumiru | 2010-03-20 02:15 | 医療 | Comments(0)


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