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ダイエット・快食療法とは!?

「快食療法」

東京都済生会中央病院、横倉クリニック 健康外来サロンにおいて1万人以上快食療法を実施しました。その一部は日本産科婦人科学会、日本心身医学会、日本産業衛生学会、日本体力医学会にて研究発表いたしました。

1400~1600カロリ-の食事と30分以上の有酸素運動を指導した従来型治療群と快食療法群、非治療群の3群に分けて治療前と治療開始1年後で比較してみました。

症例は高脂血症・高血圧・糖尿病・単純性肥満など生活習慣病が中心でした。 快食療法では、脳疲労を改善するために、2原理と3原則を基本としています。

2原理
1. 自分で自分を禁止、抑制、強制することをできるだけしない。(禁止の禁止の原理)
2. 自分にとって心地よいことを始める。(快の原理)

3原則
1. たとえ健康に良いこと(運動など)や、良い食べ物でも、自分にとって嫌いであれば決してしない(食べない)。
2. たとえ健康に悪いこと(食べ物)でも、好きでたまらないか、止められないこと(食べ物)は、とりあえずそのまま続ける(決して禁止しない)。
3. 健康に良くてしかも自分にとって好きなこと(食べ物)を、一つでもよいから始める(食べ始める)。

この原理と原則に従い、具体的な指導として、満足できる食事(快食)をすること、快食時に好きなものを好きなだけまずは食べること、食べたいものは我慢しないこと、嫌いなものは食べないことを指示し、空腹時も決して我慢しないこと、そして夕食を中心に快食すること、運動は決して強制しないことを指導しました。

体重、体脂肪とも従来型肥満治療に比べ快食療法は有意に減少しました。特に快食療法では脂肪のみ減少しました。検査デ-タでは総コレステロ-ル・中性脂肪が従来型治療群に比べ快食療法群が有意に減少しました。その一方、HDL(善玉コレステロ-ル)は、従来型治療群では低下して、快食療法で増加しました。特に血糖値は、従来型治療群よりBO快食療法群では際立って低下しています。

心理テスト(GHQ)の結果も改善が見られた。
リバウンドでも明らかに快食療法は少なく、97.7%の成功率でした。


●横倉恒雄(よこくらつねお)/医療法人社団健人会
 横倉クリニック 健康外来サロン院長 プロフィール

1990年に日本初「健康外来」を開設
 聖路加病院理事長日野原重明先生に師事
 学会論文発表

■職歴・経歴
1974年 日本大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部産婦人科入局
1980年 脳下垂体ホルモン研究で博士論文提出、学位取得
      東京都済生会中央病院産婦人科勤務
1981年 世界産婦人科学会(米国)にて論文発表
1990年 東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設
      聖路加国際病院理事長 日野原重明氏に師事
1991年 健康スポーツ認定医資格取得
      日本産婦人科学会にて「健康外来」を発表
1997年 産業認定医資格取得
      ソニー健康保険組合「快食療法」を採用、指導を開始
1998年 横倉クリニック開設
1999年 日本産婦人科学会、日本体力医学会、日本心身症学会にて研究発表
      日本産科婦人科学会論文発表
2004年 国際連合からアロマオイルによる植樹活動により感謝状を授与される
2005年 健康外来サロン開設・五感療法確立
2008年 『メタボ体質は脳疲労が原因だった』徳間書店より出版
      『脳疲労に克つ』 角川SSコミュニケーションより新書刊行
2009年 日本経済新聞連載「脳の健康法」
by negitoromirumiru | 2009-12-05 09:23 | 箪笥 | Comments(0)


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