千葉県立障害者施設「袖ケ浦福祉センター養育園」で職員5人が入所者10人に日常的な虐待① ⇒19歳少年が死亡

少年急死:障害支援施設の職員が暴行 10人に虐待
2013年12月12日 毎日新聞

 千葉県は12日、同県袖ケ浦市の県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」に入所していた知的障害のある19歳の少年が急死し、死亡前に施設職員から暴行を受けていたことを明らかにした。同園ではこの職員ら5人の男性職員が、死亡した少年を含む利用者計10人を繰り返し虐待していたという。県警も園関係者から事情聴取を進めており、暴行と死亡との因果関係などを調べている。

 同園は社会福祉法人・千葉県社会福祉事業団が運営。県と事業団によると、11月24日午後3時ごろ、職員が施設内で横になっていた少年の腹を数回けった。少年は同日中に2回嘔吐(おうと)したが、医療機関にはかからなかった。同25日の夕食後、呼吸困難になって救急搬送され、26日未明に死亡が確認された。県警の司法解剖では、小腸に開いた穴に細菌が入ったことによる腹膜炎が死因だった。

 職員5人は2011年5月ごろから、この少年のほかに施設利用者9人にも何度も暴行を加えていたが、同事業団の理事長や施設長は認識していなかったという。

 12日現在、園は職員5人を自宅待機としているが、被害に遭っていた利用者たちは園に残っている。

 同園は1967年開所。比較的重い知的障害のある人を中心に計78人(7~26歳)が入所している。死亡した少年は04年に入所し、園内にある寮の一つで生活していた。【黒川晋史】

(春之介のコメント)
千葉県から運営を委託されている県社会福祉事業団施設での日常的な暴行事件に発展しそうだ。

事業団側の記者会見では、事件が起きたのは第2寮ということだ。
e0151275_133734.jpg

会見内容によると5人の職員が日常的に暴力を加えて10人の利用者を虐待していたという。

そして今回亡くなった少年は小腸に穴があき腹膜炎を発症して死に至った。

警察は傷害致死や暴行などを視野に捜査に入るもようだ。

県立の施設で、このような暴行が繰り返されていたことが驚きであることと、上司が知らなかったことが奇異に思える。

蛇足だが、この事業団の職員行動規範が公表されていたが、これらも単なるお題目に過ぎなかったということだ。

これらが一部の職員のことなのか、それとも指導ができないほどのレベルの低い施設運営をしているかを千葉県も第三者委員会を作って検証することになるだろうし、やはり警察が捜査するしか事実は分からないだろう。

福祉先進県たる千葉がこの事態に対して真摯に向き合い、全国でもあろう施設内虐待についてさらに教訓を学び発信することが求められるだろう。

さらに深刻な内実が出てくるような気もするが、今後の報道に注目をしたい。

追記
千葉県によると他の証言から、こうした虐待に対して他の寮や同事業団の別の施設でも行われていた可能性があるとして検査に入るとした。

千葉県としては、今後の委託も含めて、同事業団の運営が適切であるのかを十分に吟味し警察とも連携して細部にわたる全体像を示してほしい。

この5人以外にも、虐待に関わった職員や見てみぬふりをしていた職員、現場に足を運んでいなかった上司らの杜撰さが、これら虐待を継続させたことに違いはないだろう。

「千葉県のこれまでの調査に対し、職員は男性に暴行を繰り返していたことを認め「思うように動いてくれず、イライラしてやった」などと話しているということです。施設では、この職員とともにほかにも4人の職員がそれぞれ、亡くなった男性をはじめ同じ寮の入所者10人に暴行を繰り返していたことが明らかになっていますが、5人はこの寮の担当者で、お互いの行為を知っていたと話しているということです。」「警察に対して、「言うことを聞いてくれず、イラッとして蹴ってしまい同僚に止められ、我に返った。ことしの夏頃からたたいたりしていた」などと話していることが警察への取材でわかりました。」(NHK報道、12/15)

なお知的障がいや発達障がいを理解し援助することは簡単なことではない、職員の意図通りに動いてくれることは難しいが、そこで暴力で強いるならば援助のプロとしては失格である。

こうした虐待の背景となっているのが、職員の無知ならば再教育もできようが、適性のない職員を採用し管理監督をできない組織風土ならば受託を止めてもらうしかないだろう。

12/14 養育園の入所者の家族を対象に説明会
12/15 現在、運営している7つの施設の入所者の家族を対象に説明会


後者の保護者説明会で事業団側が「再発防止策として施設の内部に監視カメラを設置するという説明があった」と出席者がNHKの取材に答えた。

監視カメラでなく、職員の気持ちを知ることや激励しともにより良いケアをつくる事業団幹部らの意識・行動こそが、次の展開には最重要であることが分かっていないところが、この組織の体質だと分かった。

虐待まがいの暴力支配しか発想がなかった職員と、現場の状況すら知ろうとうしない幹部らの溝を今後どのように埋めていくのか、もはや新しい行動規範は必要なく、やる気の問題だけなのではないだろうか。

追記
新たに別の3人の職員が虐待していたという施設職員の聴き取り調査の結果を千葉県が発表した。

千葉日報の12/18報道では、県内の知的障がい者家族団体が森田知事に対して、外部委員会の設置を申し入れたという。

年末の重要記事が多いために、この事件も扱いが小さくなってしまったことが残念である。

この時期に、5人の職員を事業団は懲戒解雇したが適切なことなのだろうか!?

刑事事件に備えて、関係者が保身モードに入ったようであり、このあたりにも人間性が如実に表れる。

追記
13日夜の保護者向け説明会では「職員の資質のせいにしてもらいたくない。施設の管理、運営的な問題だ」「この2年ほど職員と会話が少なくなっており閉鎖的。開かれた施設にしてほしい」などと管理態勢を問う声が相次いだ。さらに施設内に監視カメラを設置するよう求める声も出たという。(12/15毎日新聞)

という報道もあり、再発防止のために施設側から監視カメラを設置するというNHKの報道と、保護者側が監視カメラ設置を求めたとする毎日新聞では主体が違っており、吟味が必要だろう。

今までの報道をまとめると、第2寮に在籍していた職員らを中心に日常的な虐待をしており、施設長らも報告を受けていたということだ。



袖ケ浦福祉センター養育園
 利用定員(80名)
e0151275_131498.jpg

職員行動規範 PDF

千葉県:千葉県袖ケ浦福祉センター養育園の第三者評価結果 (外部リンク)
 評価確定日(受審回数):2009年3月11日(1回目)
e0151275_22542696.jpg

<以下引用>
◆福祉施設職員5人が虐待=19歳死亡、県警捜査―入所者に日常的暴行・千葉
 2013年12月12日 時事通信社

 知的障害のある児童らが入所する千葉県立の福祉施設「袖ケ浦福祉センター養育園」(袖ケ浦市)で、職員5人が複数の入所者への虐待を繰り返しており、このうち腹を蹴られた少年(19)が翌日に倒れ、死亡していたことが12日、県警への取材や県の発表で分かった。

 県警木更津署は職員らから任意で事情を聴いており、傷害致死や暴行などの容疑も視野に、虐待と少年の死亡との因果関係などを慎重に調べている。

 県などによると、少年は11月24日、ソファで横になっていたところを、職員の1人に腹を蹴られた。翌25日、歯磨き中に倒れ、搬送先の病院で26日に死亡した。死因は腸に穴が開いたことによる腹膜炎だった。

 県の調査に対し、男性職員5人が、少年と他の11~26歳の入所者計10人に対して、日常的に殴る蹴るなどの暴行を繰り返していたことを認めた。死亡した少年については「支援がうまくいかず手を出してしまった」などと話している。別の男性元職員1人も虐待していた疑いがあるという。

◆障害者施設で19歳死亡 職員による暴行の2日後 千葉
 2013年12月12日 朝日新聞

 知的障害のある人が入所する千葉県袖ケ浦市の県袖ケ浦福祉センター養育園(指定管理者・県社会福祉事業団)で、男性職員5人が男性入所者10人にそれぞれ暴行していたと12日、県が発表した。被害者のうち19歳の少年は、暴行を受けた2日後に腹膜炎で死亡した。県警は死亡と暴行との因果関係を調べている。

 5人の職員は「入所者の支援がうまくいかず手を出してしまった」という内容の話をしているという。

 県によると、11月24日午後3時ごろ、男性職員の一人が、ソファで横になっていた少年の腹部を数回蹴るのを他の職員が目撃。少年は25日の夕食後、呼吸困難で救急搬送され、26日未明に死亡が確認された。

◆福祉施設の少年死亡 職員が暴行か
 2013年12月12日 NHK

千葉県袖ケ浦市の福祉施設で、知的障害のある19歳の少年が職員から腹を蹴られるなどの暴行を受けた翌日に呼吸困難となり、搬送先の病院で死亡していたことが分かりました。警察は職員から事情を聴くなどして、詳しい状況や暴行と死亡との因果関係について調べることにしています。
e0151275_1273956.jpg

千葉県によりますと、袖ケ浦市にある「千葉県袖ヶ浦福祉センター養育園」で先月25日、施設に入所していた重い知的障害のある19歳の少年が夕食のあと呼吸困難になり、病院に運ばれましたが翌日26日に死亡しました。

千葉県は「職員による少年への暴行を目撃した」という情報が施設側から寄せられたことから、11日、障害者総合支援法に基づいて立ち入り検査を行ったところ、男の職員1人が「前日の24日に、ソファーで寝ていた少年の腹を複数回、足で蹴った」と暴行を加えたことを認めたということです。県によりますと、この職員とほかの4人の合わせて5人の男の職員が、少年に対して日常的に腹を殴ったり首を絞めたりする暴行を加えていたことを認めたということです。

このうち1人は、県に対して「支援がうまくいかず手を出してしまった」などと話しているということです。さらに、別の11歳から26歳までの9人の利用者も、5人の職員から暴行を受けていたことが確認されたということです。

一方、警察が詳しく調べたところ、亡くなった少年の死因は腹膜炎と分かり、警察は、職員から事情を聴くなどして詳しい状況や暴行と死亡との因果関係について調べることにしています。
e0151275_1222939.jpg

施設を運営する千葉県社会福祉事業団の近藤敏旦理事長は12日に会見し、「本人や家族に大きな苦痛と悲しみを与え、県民の信頼を損なう事態を招いたことを深くおわびします」と謝罪しました。
e0151275_1510020.jpg

<以下引用>
袖ケ浦の少年死亡:職員、何度も腹蹴る 2年前から虐待か
2013年12月13日 毎日新聞

 千葉県立障害者支援施設で何が起きていたのか。職員5人による利用者10人への虐待の疑いが浮上した「袖ケ浦福祉センター養育園」。うち1人の19歳の少年は腹を何度も蹴られた後に死亡しており、県警も捜査に乗り出した。12日の記者会見では、園の運営関係者らが深々と頭を下げ、謝罪を繰り返した。

 会見には、園を運営する社会福祉法人「千葉県社会福祉事業団」と県健康福祉部の幹部らが出席。両者は冒頭、「ご本人(少年)やご親族に大きな苦痛や悲しみを与え、施設利用者や県民の信頼を損なった。深くおわびします」と謝罪した。続いて、近藤敏旦同事業団理事長は、虐待の背景として「私たちの指導、教育不足。虐待防止に対する意識が足りなかった」と話した。園では「腹を殴る」「首を絞める」などの悪質な暴行が繰り返されていたが、理事長はこうした虐待を認識していなかったという。

 11日に立ち入り調査に入った県は会見で、現段階の調査結果を公表。園職員らへの聞き取りで、5人の男性職員による虐待は2011年5月ごろに始まった疑いが浮上。日常生活の中で大きな声を出すなどする利用者を従わせようと暴行したとみられ、「安易な方法に頼ってしまった」と明かす職員もいるという。

 県は近藤理事長が研修の際に講師を務める以外、園職員との接触がほとんどなかったと指摘。「理事長や理事が職務を適正に行っていなかった」と批判した。会見に同席した園の武田逸朗施設長は「(職員らは)指示された業務はきちんとこなしている、と聞いている」と述べ、虐待は想定外だったとの認識を示した。その一方で、過去に利用者の家族から「虐待があったのではないか」と問い合わせを受けたこともあったと明かした。

 県内では、南房総市の精神障害者施設「ふるさとホーム白浜」でも今年4月、利用者を暴行した元理事長が地裁木更津支部で有罪判決を受けるなど、虐待事例が相次いでいる。【黒川晋史】

<以下追加引用>
別施設でも暴行か 近く検査へ
2013年12月13日 NHK

千葉県袖ケ浦市の福祉施設で、知的障害のある19歳の少年が職員から暴行を受け、その後死亡した問題で、千葉県はこれまでの職員への聞き取り調査などから、同じ福祉団体が運営する別の施設などでも暴行が行われていた可能性もあるとして、近く立ち入り検査を行うことにしています。
e0151275_1973011.jpg

袖ケ浦市にある県立の福祉施設「千葉県袖ヶ浦福祉センター養育園」では、先月24日、重い知的障害のある19歳の少年が、寮のソファーで寝ていたところ、男の職員1人に腹を複数回、蹴られる暴行を受け翌日、呼吸困難となり、病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。
e0151275_1975537.jpg

この施設には合わせて5つの寮があり、これまでの千葉県の調査では、死亡した少年と同じ寮に入っている9人が、おととし以降5人の男の職員に腹を殴られたり、蹴られたりする暴行を繰り返し受けていたことが明らかになっています。
e0151275_197412.jpg

さらに千葉県によりますと、以前この寮に勤務していた元職員が利用者に暴行していて、その後、別の寮の担当に移ったという証言があるほか、暴行を認めている5人の中には以前、同じ福祉団体が運営するほかの施設に勤務していた人もいるということです。
e0151275_1981358.jpg

県の聞き取り調査に対し、証言を拒んでいる職員もいるということで、千葉県は、この施設の別の寮や同じ福祉団体が運営する別の施設でも暴行が行われていた可能性もあるとして、近く、一斉に立ち入り検査を行うことにしています。

<以下参考> 職員構成
e0151275_1933621.jpg

<以下追加引用> 非公開、資料無し!?
◆暴行の福祉施設で保護者説明会 (一部)
 2013年12月14日 NHK

運営する千葉県社会福祉事業団は13日夜、保護者への説明会を開き、これまでに分かった暴行の状況や施設側の対応について説明しました。

説明会は非公開で行われ、事業団によりますと、保護者からは、複数の職員が暴行を目撃していたことについて「なぜ報告が上がってこなかったのか」などと、日常的に行われていた虐待がなぜ見過ごされてきたのか、原因の究明を求める声が相次いだということです。事業団では、今後も職員への聞き取りなど調査を続けたいとしています。
e0151275_10182362.jpg

暴行を受けていたことが明らかになった26歳の男性の父親は、「これまでも暴行を受けたと見受けられるようなことが何度もあった。すべてを明らかにしてほしい」と話していました。
e0151275_10183997.jpg

◆入所者死亡の施設、保護者との緊急会合開き経緯を説明
 2013年12月14日 TBS

 先月、千葉県袖ケ浦市にある障がい者施設で職員に暴行を受けていた19歳から入所者の少年が死亡した問題で、13日施設側が、保護者との緊急会合を開き、経緯などを説明しました。

 袖ケ浦市にある障がい者施設「養育園」では死亡した19歳の少年を含む10人の男性入所者に対し、20代4人、50代1人の5人の男性職員が少なくとも、おととし5月から、日常的に暴行を加えていたことが千葉県などの調査で明らかになる中、13日夜、施設側が保護者との緊急会合を開き、経緯などを説明しました。

 緊急会合には、23家族およそ30人の保護者が参加し、「もっと詳しく説明してほしい」「目撃していた職員が報告していなかったのは、暴行の事実を隠そうとしたからではないのか」など保護者が施設側に詰め寄る場面もあったということです。
e0151275_11163069.jpg

<以下引用> 千葉県警捜査1課と木更津署は暴行容疑で家宅捜索
職員が少年暴行の施設を捜索 千葉
2013年12月14日 NHK

千葉県袖ケ浦市の福祉施設で、知的障害のある19歳の少年が職員から腹を蹴られ、その後、死亡した事件で、警察は14日、暴行の疑いで施設と運営する団体の事務局を捜索し、詳しい状況や死亡との因果関係について調べを進めることにしています。

捜索を受けているのは、千葉県袖ケ浦市にある県立の福祉施設「千葉県袖ヶ浦福祉センター養育園」と施設を運営する「千葉県社会福祉事業団」の事務局です。午前10時すぎ、千葉県警察本部の捜査員およそ30人が施設に入りました。

この施設では先月24日、知的障害のある19歳の少年がソファーで寝ていたところ、男の職員1人に腹を複数回蹴られ、翌日、呼吸困難となり病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。
千葉県のこれまでの調査で、施設では、亡くなった少年を含む11歳から26歳までの入所者10人が、おととし以降合わせて5人の男の職員から暴行を繰り返し受けていたことが明らかになっています。

警察の調べで、亡くなった少年の死因は腹膜炎と分かっていて、警察は暴行の疑いで施設などを捜索し、押収する資料を分析するなどして詳しい状況や死亡との因果関係について調べを進めることにしています。

捜索を受けたことについて、施設を運営する「千葉県社会福祉事業団」の田村邦夫常務理事は「亡くなった方のことを考えると本当に申し訳ないという気持ちです。このような事態になった原因を早急に究明し、施設の運営を改善するためにも捜査には全面的に協力したい」と話しています。

<以下追加引用>
施設で暴行 千葉県が立ち入り検査 (一部)
2013年12月18日 NHK

千葉県は、別の寮や施設でも暴行がなかったか調べるため、障害者総合支援法などに基づく立ち入り検査を始め、午前10時前、検査員23人が施設に入りました。

検査では職員から聴き取りを行うほか、業務記録などを調べることにしていて、18日と19日、施設の2つの寮を調査したあと、別の施設などについても順次、立ち入り検査を行う方針です。
e0151275_14125513.jpg

千葉県障害福祉課の山田勝土課長は「全容解明に向け徹底的に調査したい」と話していました。

<以下追加引用> 別職員の新たな暴行も発覚!?
福祉施設で別職員の暴行も目撃
2013年12月20日 20時52分 NHK千葉放送局

袖ケ浦市にある福祉施設で、知的障害のある19歳の男性が職員に腹を蹴られ、その後、死亡した事件で、県がさらに調べたところ、新たに3人の職員が入所者を暴行する様子を複数の職員が目撃したと証言し、県は引き続き調査するとしています。

「千葉県袖ヶ浦福祉センター養育園」の寮で、先月24日、知的障害のある19歳の男性が、20代の職員に腹を複数回蹴られ、翌日、呼吸困難となり、病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。

寮では、この職員をはじめ5人の職員が亡くなった男性を含む同じ寮の入所者10人に暴行を繰り返していたことが明らかになっていて、県は18日と19日、別の寮に立ち入り検査をしていました。
e0151275_6112697.jpg

その結果県によりますと、複数の職員が、おととしから去年にかけ、事件のあった寮で別の3人の男の職員が入所者を暴行するのを目撃したと証言したということです。またこのうち2人が一緒になって頭をけり、馬乗りになる様子を見たという証言もあったということです。

さらに施設長がこの寮で虐待があるのではないかと報告を受けていたことがわかったということです。施設長は、これまで県の調査や記者会見で「虐待の相談などを受けたことはない」と話していましたが「報告を受けたことを過去の記憶から思い出した」と説明を変えたということです。

千葉県は引き続き調査を進め、実態を解明するとしています。

【暴行の5人を解雇】
これについて、施設を運営する千葉県社会福祉事業団の近藤敏旦理事長は記者会見し、これまでの県の調査で暴行が確認されていた5人の男の職員のうち3人の正規職員をきょう付けで懲戒解雇処分とし、2人の契約職員を解雇したと明らかにしました。

また新たに3人の職員が暴行をしていたとする目撃情報があったことについて、「暴行が事実であれば、どうしてそうしたことが起きてしまったのか、表現しがたい思いだ。今後、県の調査に協力して事実を解明していきたい」と述べました。

さらにこの施設の施設長が寮で虐待が行われているなどと報告を受けていたことについては「施設長本人から『思い出したことがあったので県に話した』という報告を受けている。なぜこれまで話さなかったのかは分からない」と述べるにとどめました。


<以下参考引用> 精神障害者施設「ふるさとホーム白浜」虐待事件から
なぜ起きる 障害者施設での虐待 (外部リンク)
2013年12月2日放送 NHK首都圏ネットワーク・リポート

<以下関連エントリー>
千葉県立障害者施設「袖ケ浦福祉センター養育園」複数の職員が入所者に日常的な虐待② ⇒捜査と今後の対応

千葉県立障害者施設「袖ケ浦福祉センター養育園」複数の職員が入所者に日常的な虐待③ ⇒千葉県庁の対応

千葉県立障害者施設「袖ケ浦福祉センター養育園」複数の職員が入所者に日常的な虐待④ ⇒検証委中間報告

千葉県立障害者施設「袖ケ浦福祉センター養育園」複数の職員が入所者に日常的な虐待⑤ ⇒検証委最終報告

千葉県立障害者施設「袖ケ浦福祉センター養育園」複数の職員が入所者に日常的な虐待⑥ ⇒元職員初公判
[PR]
by negitoromirumiru | 2013-12-13 01:07 | 福祉 | Comments(3)
Commented by 流水 at 2013-12-13 15:18 x
この事件は事業団の根の深い問題なのです。
堂本知事の時代に、飯野という理事長が現場も知らず、長い歳月現場を経験してきた職員を片っ端から首にすることの重大さを考えずに、2005年に300名職員の半分が早期退職(首)をして、半分の利用者は地域に追い出されました。県の障害福祉課長は、「不退転の覚悟」で地域に生きる知的障害の人たちが生きやすいように県は支えるなどと言ったが、追い出しがすんだら、県はそんな事などどこ吹く風だ。涼しい顔で知らぬ顔だ。
県の財政のために職員を辞めさせ、利用者を安上がりのグループホームへ追い出し、あとは安上がりの訓練もできていない若い職員を入れて、見た目の書類と金縮財政を至上命題としてきた、県の職員の現場も知らぬ愚かな理事長の姿勢のツケが出たのである。
早期退職もせず、歴代の理事長たちが、使いやすい、保護してきた職員が管理する側になった。彼らは能力もなく、中には強面で暴力を繰り返してきた者もいるから、現場の暴行など見て見ぬふりか、知らぬふりをしていというわけだ。

新聞に出る事件の背景にはこのような実態があるのですよ

まさにレベルの低い施設運営を県は見過ごしにしてきたのです。
Commented by ばか猫 at 2013-12-13 15:51 x
息子、知的障害者です。

ここ県立なので職員は公務員かな?
だとしたら給料安くはないと思うのだが・・。
今後、5人の職員の氏名、公表されない場合、だれかチクってください。
スカートの中、撮ったぐらいでもふつう公表されるよね。

Commented by ムーア at 2013-12-14 20:24 x
一部出向で来ている公務員はいるかもしれないけど、たぶんそういう人は役職でしょう。
人件費を減らすということであれば、非常勤の可能性もありますね。
常勤であれば、公務員に準拠した賃金をもらっている可能性はありますが、若い方が安く上がることは確かですよね。(昔は若い公務員は低賃金だったけど、今はそうでもないのかな?)


<< NHK-FM クラシックの迷宮... 訃報 コリン・ウィルソン(作家) >>