山梨県消防協会で1.4億円余が不明 横領容疑で元会計担当の女性職員を逮捕、単独犯か幹部も関与か!?

山梨県消防協会から横領容疑=元職員の女逮捕、1億円余が不明―県警
2013年9月25日 時事通信社

 山梨県内の消防団員の福利厚生などを行う山梨県消防協会(会長・横内正明知事)の口座から現金約200万円を着服したとして、県警南甲府署などは25日、業務上横領容疑で元職員の若尾佳奈容疑者(40)=甲府市大里町=を逮捕した。容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、2009年5月15日、同協会で会計担当として勤務していた際、口座から現金約200万円を無断で引き出し、自分の口座に振り込んだ疑い。

 協会によると、これまでに1億円余が使途不明となっており、12年1月、若尾容疑者を懲戒免職。同年3月、同容疑者を相手取り、このほぼ全額の賠償を求める訴訟を甲府地裁に起こした。

(春之介のコメント)
協会では元会計担当の女と2001年度以降の歴代の幹部7人を相手取り、およそ9100万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。(UTYテレビ山梨)

消防協会は警察への刑事告訴と裁判所への民事訴訟をしているようで、相手が容疑者一人とする報道もある一方で、上記のように上司らも含めてであるとする報道もあり分かりにくい。

つまり単独犯行か、組織ぐるみかである。

被害額も約1億500万円(UTYテレビ山梨、FNN)とか約1億400万円(朝日新聞)など違いがある。

容疑者は会計担当として現金の管理をしており口座からの引き出しをしたことを認めており、その後の使途がまったく不明となっている。

容疑者がFNNの取材に語っているように、上司らの指示で現金を引き出して渡しただけで一円も横領していないと犯行を否定している。

容疑者宅の家宅捜索も行われたようで証拠が出てくるのだろうか。

FNNの取材では、内部調査した当時の専務理事も複数犯行としている。

警察は、元県消防協会幹部らへの事情聴取をしているのか分からない。

逮捕容疑にもあったように容疑者も一部の資金を着服したかもしれないが、捜査の結果を待ちたい。

消防協会なる組織の存在は知らなかったが、このような下部組織がいろいろとあり利益を還流する仕組みがあるのだろう。

これに関して、各地にある支部の会計処理に関しても疑問が出てくるだろう。

容疑者個人の犯行や上司らの幹部職員のお金の使い方を解明するように捜査に期待したい。

下記にあるように県の補助金も使われており県民にとっても由々しき事態だ。

追記
被害総額が膨らんだが、一連の流れを見ると長年に渡って杜撰な運営がされていたことは明白。

それに関連して、関係者らが互いに罪を擦り付け合うという恥ずかしい図式だ。

協会資金の出入金額は口座の記録で証明されても、使途については解明されようがない。

仮に、出張費用として、出張計画書も起案文書も出張報告書も領収書類もないような事務処理を長年に渡って行っていたとすれば立証は困難。

容疑者の通帳口座記録では、横領とされている金額から比べると微々たるものだろう。

彼女から詳細な幹部とのやり取りを聴取し、裏付けできるのか慎重に捜査は進んでいく。

こうした財団が今も存在していることに驚きを感じる。

消防団員らの怒りの炎は消え去ることはなく、早く鎮火することを期待したい。

追記
その後の朝日新聞報道では、警察は容疑者の口座記録から彼女の関与が濃厚と判断している。

この協会は複数の口座を持っているようで、使い込まれた福祉共済掛け金は日本消防協会へ送金するために一時的に保管するだけのもののようで、これ以外にも複数の口座を持っているという。

その現金すべてについて事務を担当していたのが容疑者一人に任されていたことが問題視されている。

そして、この福祉共済掛け金は監査の対象から外れており、日本消防協会へきちんと送金しないことで多額の現金を保有し自由に引き出されていたのが今回の事件の核心である。

ただ元協会幹部らは、福祉共済掛け金の通帳の存在すら知らなかったと朝日新聞記者取材に答えている。

FNNの報道では元協会幹部の関与があるしていたが、朝日新聞では単独犯行を示唆している。

またFNNでは高額の出張費が出されたということだったが、朝日新聞では元協会幹部らは旅行費や会食費は各自が出していたと語ったとし真っ向から違った内容だ。

はっきりと分かっていることは、福祉共済掛け金の口座から引き出した直後に容疑者の口座に入金した記録があるということだろう。

その金額と使途不明の1.4億円の額の大きな違いは何なのか、容疑者宅の家宅捜索で何か裏付けるような資料があることを期待したい。


財団法人 日本消防協会  http://www.nissho.or.jp/
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<以下引用>
◆山梨県消防協会1億円横領事件 会計係をしていた40歳女を逮捕
 2013/09/25 FNN

山梨県の消防協会で1億円が消えた横領事件で、会計係をしていた40歳の女が逮捕された。スーパーニュースの直撃取材に、女は自らの関与を強く否定していた。25日、業務上横領の疑いで、若尾佳奈容疑者(40)が山梨県警に逮捕された。

若尾容疑者は2012年3月、スーパーニュースの直撃取材に、横領の事実を否定していた。若尾容疑者は「(私的に使ったお金はありますか?)1円も使ってないです。それを『横領した』と言われても、『わたしは1円も使ってないですよ』と言っても、『もうその話は通らない』って」と話していた。若尾容疑者は、会計係として勤務していた山梨県の消防協会の口座から、およそ200万円を不正に引き出し、着服した疑いが持たれている。
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若尾容疑者は逮捕前、スーパーニュースのカメラの前で、涙をぬぐいながら潔白を主張していた。若尾容疑者は2012年3月、「『(金を)使ったところ見たんですか?』って。それをわたしが自分のかばんに、財布に入れて持って帰ったり、使ったのを見たんですかって。それ(横領)は、わたしもやってないし、『使ってない』って言ったけど、それも信用してもらえず...」と話していた。事件が発覚したのは、2011年12月のことだった。

2012年3月、消防協会の元副会長は「(若尾容疑者について)見た目はすらっとしている。スタイルはいいよ。洋服とかも、はやりの服を着て、ビシッとしてる。酒は強いです、ものすごく。日本酒の冷酒をぐいぐい飲んで、こっちが先に酔っちゃった」と話していた。

若尾容疑者は、15年前から懲戒免職となった2012年1月まで、山梨県の消防協会で会計を担当し、消防団員の保険にあたる「福祉共済金」などの管理を任されていた。この共済金は、地域の消防団に所属する団員のために、主に市町村の税金などによってかけられ、消防団員が活動中に死亡したり、けがをした場合などに支払われるもの。しかし、その共済金が、1億円以上もなくなっていたことが明らかになった。2012年3月、消防団員は「万が一のことが起こった場合に、わたしたちに支払われるお金ですよね。それが使途不明になったというのは、怒り心頭ですね」と話していた。

若尾容疑者は「(私的に使ったお金はありますか?)1円も使ってないです。それを『横領した』と言われても、『わたしは1円も使ってないですよ』と言っても、『もうその話は通らない』って。『早く認めちゃいなよ』みたいな感じで、話がどんどん(進められていった)。それが仕事だから、銀行に行って頼まれたから、(お金を)下ろしにいったんですよね。『それは認めますよ』って言ったら、『そうやって引き出しを認めたな』って」と話した。

当時、若尾容疑者が主張していたのは、上司の関与だった。なくなった1億円以上の共済金は、かつての上司らの出張費や飲食代、さらに私的な目的で使われたとし、「自分は上司から頼まれて、金を引き出しただけだ」と話していた。

2012年3月、若尾容疑者は「帳簿もいらない、領収書も全くいらない通帳だった。役員さんの旅費、飲食代、出張費、ほかもろもろ使ってたんですよね。中には、私的に使った人もいますよ。出張に行く前の日とか、『20~30万円下ろしてきて』って。(どのくらいの出張で?)2泊3日のときに、かなり...。1泊で20~30万円。そういうものを(上司らに)渡して、実際それだって、使ってきたものは、お釣りももらわない。(お金が足らなくなって、まずいなとの感覚は?)それは言いましたよ、上司に。ちゃんと。『このまま使っていっちゃうと、そういう(共済金の掛け金の)支払いができなくなっちゃいますよ』っていう話もしました、上司に。だけど、『まあ、いいじゃん。監査も受けないし、表に出ないんだから』って。悪い意識がないみたいで」と話していた。

若尾容疑者の主張に対し、かつての協会幹部の1人は2012年3月、「(1泊2日で帰る出張に30万円持って行くというが?)昔は、そうしてたみたいですけどね。例えば横浜(出張)行けば、会食するじゃないですか、中華街で。豪華な食事をしたとか、酒を飲んだとか、そういう話は聞きます」と話していた。

内部調査を行った消防協会の当時の専務理事も、若尾容疑者単独の犯行ではないと話し、協会側は、若尾容疑者や、かつての事務局長など7人を相手取り、およそ1億500万円の損害賠償を求めた民事訴訟を起こしている。

2012年3月、消防協会の元幹部は「僕が協会に入った時に(共済金が)、もう、えらいことになっているということは、聞いて知ってましたから。(若尾容疑者)本人というか、局長が知ってましたから。『できるだけ、こぢんまりしましょう』と話したことを覚えています」と語っていた。

2012年の直撃取材のあと、若尾容疑者は、スタッフ宛てに送られてきたメールで、「何十人と皆で使ってきて、最後は、わたし1人の責任なんてあり得ません」と、ほかの人間の関与を訴えていた。若尾容疑者は警察の調べに対し、「身に覚えがない」と、容疑を否認しているという。
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若尾容疑者の逮捕を受け、山梨県消防協会の会長を務める横内正明知事は25日午後、「刑事事件として、これから本格的な捜査が行われ、刑事裁判が行われることになるわけでありますから、そういう中で、事実関係というものが、しっかり解明されることを強く期待している」と語った。

そして、スーパーニュースの取材に対し、山梨県消防協会の山本誠司事務局長は「消防団員が地域に奉仕したい気持ちで消防団活動をされているわけですけど、そういう方たちの気持ちを踏みにじったと...。大変申し訳なく感じております」と語った。1億円以上もの不明金はどこに消えたのか、捜査による全容解明が急がれる。

◆県消防協会 逮捕の元事務員、容疑否認
 2013年9月26日 読売新聞

 約1億円にのぼる県消防協会の巨額な使途不明金問題は25日、会計担当だった元事務職員の逮捕という新たな局面に入った。元職員は県警の調べに「身に覚えがありません」と容疑を否認しているといい、協会関係者らは「逮捕で捜査が進み、真実が明らかになることを期待する」と語った。

 県警の発表によると、逮捕されたのは、甲府市大里町、パート若尾佳奈容疑者(40)。若尾容疑者は2009年5月、協会の口座から現金約200万円を引き出し、自分の口座に振り込んで横領した疑い。

 若尾容疑者は同日午前9時頃、警察官に先導され、自宅から姿を現した。つばの大きな帽子を目深にかぶり、無言のまま乗用車に乗り込み、南甲府署へ向かった。その後、別の捜査員らが押収資料を詰め込んだ段ボールを自宅から運び出していた。

 協会は昨年4月、使途不明金約1億円のうち約867万円分について、業務上横領容疑で刑事告訴している。県警では余罪についても調べる、としている。

 この問題を巡っては、協会が昨年3月、若尾容疑者に約1億円の賠償を求める訴訟を甲府地裁に起こしたが、若尾容疑者は訴訟などで「引き出しは当時の上司らの命令だった」と主張。一方で上司らはいずれも否認している。

 協会の会長を務める横内知事はこの日、「(逮捕された)担当者は上司の指示に基づいたと話し、上司は指示を一切していないと言っている。捜査が進み、刑事裁判の中で真実が明らかになることを期待している」と発言。その上で「監督不行き届きの責任は痛感し、申し訳なく思っている」と述べた。

 協会の山本誠司事務局長も取材に対し、「元職員の逮捕は残念だが、事件の全容解明を期待している。再発防止に万全を期し、一日も早く県民の信頼を回復させたい」と語った。

◆200万円横領容疑、消防協会元職員を逮捕 山梨
 2013年9月25日 朝日新聞

 山梨県の外郭団体の県消防協会(会長・横内正明知事)で、消防団員の福祉共済金の掛け金など約1億円が使途不明になり、山梨県警は25日、会計担当だった元職員若尾佳奈容疑者(40)=甲府市大里町=を業務上横領の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 県警によると、若尾容疑者は協会の通帳を管理していた2009年5月15日、協会の口座から不正に200万円を引き出し、直後に自身の口座に振り込んで横領した疑いがある。

 協会では01~11年、消防団員の死亡やけがの際に弔慰金や見舞金が支払われる福祉共済金の掛け金など約1億400万円が使途不明となった。若尾容疑者は97年から共済金の管理をしていたが、使途不明金の発覚に伴い、昨年1月末に懲戒免職されている。協会はうち約860万円について、若尾容疑者が横領したとして県警に告訴していた。

<以下追加引用>
使途不明は1億4000万円
2013年09月26日 NHK甲府放送局

1億円以上の使途不明金が明らかになっている山梨県消防協会の会計担当だった元職員が、およそ200万円を着服したとして逮捕された事件で、協会の調査で新たに3500万円の使途不明金が見つかり警察は資金の流れを詳しく調べることにしています。

山梨県消防協会の元職員、若尾佳奈容疑者(40)は会計を担当していた4年前の5月、協会の通帳からおよそ200万円を引き出し、直後に自分の口座に振り込んで着服したとして25日業務上横領の疑いで逮捕されました。

捜査関係者によりますと若尾容疑者の通帳を調べたところ着服したおよそ200万円のうち百数十万円を亡くなった父親の病気の治療費にあてていた疑いがあることが分かりました。これまでの調べに対し、若尾容疑者は、「身に覚えがない」などと容疑を否認しているということです。

また、県消防協会ではこれまでに県内の消防団員から預かった共済の掛け金などあわせておよそ1億400万円の使い道が分からなくなっていましたが、協会が詳しく調べたところ、新たに3500万円の使い道が分からなくなっていて、総額はおよそ1億4000万円に上ることが分かりました。

警察は、協会の資金の流れを詳しく調べるとともに、26日にも若尾容疑者の身柄を甲府地方検察庁に送り、自宅から押収した資料を調べ容疑の裏付けを進めることにしています。


<以下追加引用> 県内ニュース - UTY テレビ山梨
消防協会不明金で元会計担当者逮捕 9/25 18:50
県消防協会の1億円を超える使途不明金問題で、警察はきょう、元会計担当の40歳の女を、業務上横領の容疑で逮捕しました。

この問題は、県消防協会で、市町村から預かった共済金の掛け金や、日本消防協会から支払われる給付金などが、過去11年間に渡り、使途不明になっている事が明らかになりました。その合計はおよそ1億500万円。

協会では上司の指示がないのに現金あわせておよそ860万円を引き出したとして、会計を担当していた職員の女を懲戒免職とし、業務上横領の容疑で刑事告訴していました。協会の聞き取りに対し女は現金の引き出しを認めたものの、当時の上司の指示だったと説明しました。

協会では元会計担当の女と2001年度以降の歴代の幹部7人を相手取り、およそ9100万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

こうした中、警察は、協会の口座から現金およそ200万円を無断で引き出した疑いで、元会計担当の女の逮捕に踏み切りました。

業務上横領の疑いで逮捕されたのは、県消防協会の元会計担当で、甲府市大里町のパート従業員若尾佳奈容疑者40歳です。警察によりますと若尾容疑者は会計担当だった2009年5月、協会の口座から無断で現金およそ200万円を引き出し、自分の口座に振り込み横領した疑いが持たれています。

若尾容疑者は「横領はしていません」と容疑を否認しているということですが、警察では、若尾容疑者が自由に現金を引き出せる立場にあったことなどから事件に関与した疑いが強いと判断したものです。
警察ではけさから若尾容疑者の自宅の家宅捜索を行い、横領の容疑の裏付けや刑事告訴の内容に関わる資料などを押収し、事件の解明を進める事にしています。

使途不明金は1億4千万円に 9/26 18:50
こうした中、県消防協会の使途不明金がさらに3500万円程増え、1億4000万円に上っていたことが、協会への取材でわかりました。

県消防協会の使途不明金は、記録が残る2001年度から2011年度までの、日本消防協会に納める共済金の掛け金や、消防団員に支払われる福祉共済金など、およそ1億500万円とされていました。

しかし改めて口座の状況を詳細に調べたところ、新たにおよそ3500万円の使途不明金が明らかになり、これで使途不明金の総額はおよそ1億4000万円に上った事になります。

新たに判明した3500万円については、領収書や請求書が残っておらず、何に使われたかわかっていないということです。

協会のずさんな会計処理が改めて浮き彫りとなりましたが、協会では口座の出入金記録などを警察に提出していて、警察で使途不明金の実態解明を進めています。

容疑以外にも口座振込みが 9/26 18:50
1億円を超える消防協会の使途不明金事件で、きのう元会計担当の女が逮捕されました。女の口座には逮捕容疑の他にも、協会の口座から引き出された金額とほぼ同額が振り込まれていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

この事件はおととし県消防協会で使途不明金が発覚し、その額が1億円を超えているもので、きのう、元会計担当で甲府市大里町のパート従業員、若尾佳奈容疑者40歳が、業務上横領の疑いで逮捕されました。

逮捕容疑は、若尾容疑者が協会の口座から現金200万円を引き出し、自分の口座へ振り込み横領したというもので、捜査関係者によりますと、このうち百数十万円は、亡くなった父親の治療費に充てた可能性があるということです。

また、この他にも協会の口座からは複数回現金が引き出されていたことがわかり、ほぼ同額が若尾容疑者の口座へ振り込まれていて、その額は数百万円にも上るということです。

これまでの調べで若尾容疑者は「上司の指示で現金を引き出したが、横領はしていない」などと話し、容疑を否認しています。

警察ではきょう若尾容疑者の身柄を甲府地検に送り、今後、証拠の裏付け捜査が本格的に始まります。また、若尾容疑者が他にも協会の金を横領した可能性や、歴代の幹部の関与などについても、調べを進めています。

現金引き出しは合計1100回も 9/27 18:50
1億4000万円にも上る消防協会の使途不明金事件で、協会の口座からは多い日で1日で8回も、現金が引き出されていたことが、協会などへの取材でわかりました。

この問題は県消防協会で2001年度からの10年間に、およそ1億4000万円の使途不明金が発覚したものです。そして、協会の元会計担当で甲府市大里町のパート従業員、若尾佳奈容疑者40歳が、協会の口座から現金200万円を引き出し、着服したとして、業務上横領の疑いで逮捕されています。

こうした中、協会などへの取材で、2001年度からの10年間で、協会の口座から現金の引き出しが、あわせて1104回もあったことがわかりました。およそ3日に1回は引き出しがあった計算で、多い日では1日に8回も引き出しがあり、1回に数千円から数十万円が下ろされていました。

中には正当な理由での引き出しもありますが、警察では、若尾容疑者が現金を細かく引き出すことで、業務での支出を装った可能性もあると見て、実態の解明を進めています。

一方、消防団員がけがをしたり死亡した際には、福祉共済金が市町村を通じて遺族に支払われます。この福祉共済金において使途不明金が発覚した後、協会が調べたところ、2011年までに未払いが36件、総額およそ2500万円に上っていたことがわかり、改めて、協会のずさんな会計管理が浮き彫りになった格好です。

消防団員が死亡した際には1人あたり100万円が支払われますが、甲府市や山梨市など16の市町村ではあわせて1900万円が未納になっていました。現在は県消防協会が日本消防協会から借り入れ、全て支払われているということです。

<以下追加引用>
共済加入せず支払い一時停滞
2013年09月27日 NHK甲府放送局

巨額の使途不明金が明らかになっている山梨県消防協会で元職員がおよそ200万円を着服したとして逮捕された事件で、元職員は、消防団員から集めた共済の掛け金を受け取りながら、加入の手続きをせず遺族に一時お金が支払われない事態になっていたことが協会への取材で分かりました。
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山梨県消防協会の会計担当だった元職員、若尾佳奈容疑者(40)は4年前、協会の通帳からおよそ200万円を引き出し、着服した疑いで逮捕され、若尾容疑者は、容疑を否認しているということです。

協会では、消防団員の共済の掛け金などおよそ1億4000万円が使途不明金となっていますが、若尾容疑者が、掛け金を受け取っていたにも関わらず、加入手続きをせず支払いが滞ったケースがあることが協会への取材で分かりました。

協会によりますと、平成19年に旧増穂町の消防団員が死亡した際、本来、遺族に支払われる援護金100万円が一時支払われなかったということです。

町が気付き指摘したため、若尾容疑者は、100万円を支払うとともに、「加入の手続きを忘れていた」などとして、町の消防団員が前の年に支払った掛け金50万円あまりを返却したということです。県消防協会の山本誠司事務局長は「問題が明らかになった6年前に、組織としてきちんと調査すべきだった」と話しています。


<以下追加引用>
県消防協会預金着服:元職員に有罪判決 上司の「共謀」も指摘 甲府地裁
2015年12月11日 毎日新聞

 県消防協会の預金約270万円を着服したとして業務上横領の罪に問われた甲府市大里町、元職員、若尾佳奈被告(42)に対し、甲府地裁(菱田泰信裁判官)は10日、懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年6月)の判決を言い渡した。判決では同時に、協会の当時の事務局長、次長に対しても「共謀した」と指摘した。

 判決によると、同協会で会計担当だった2008年10月と09年5月、同協会の口座から約270万円を引き出し、弟や自身の口座に振り込み、横領した。

 菱田裁判官は「協会の信頼を損ない、悪質」と指摘した上で、「被害の一部を協会に支払っている」と量刑理由を述べた。

 さらに菱田裁判官は当時の事務局長、次長の関与に言及。職責から「単独犯と認めることはできず、共同正犯の成立が認められる」とした。 同協会では01年から11年ごろにかけ1億円以上が使途不明となった。 菱田裁判官は「常習的な横領行為があったと考えられる」とし、「最も発言力のある人物が半ば公然と不適切な出金を始め、 歴代の局長らに引き継がれたとすれば自然」と歴代幹部が関与した可能性に言及した。

 当時の事務局長(68)は「管理監督に問題はあったかもしれないが、共同正犯ではないことを信じてもらいたい」と話した。 甲府地検は「判決内容をよく精査したい」とした。

 県消防協会は監督責任を問い、歴代の事務局長や次長ら元幹部7人を相手に約9140万円の損害賠償を求める訴訟を同地裁に起こしている。【松本光樹】
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by negitoromirumiru | 2013-09-26 09:11 | 生活 | Comments(0)


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