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NHK-FM クラシックの迷宮23(片山杜秀)

私の試聴室~バーンスタインとフルトヴェングラーのリハーサル
2013年6月22日

「トゥランガリラ交響曲から 第10楽章」 メシアン作曲〈1961年録音、冒頭一部〉
(管弦楽)フランス国立放送管弦楽団
(指揮)モーリス・ルルー

「トゥランガリラ交響曲 初演のリハーサルからクーセヴィツキーのコメント」〈一部分〉
(話)セルゲイ・クーセヴィツキー

「トゥランガリラ交響曲 初演のリハーサルから 第1楽章、第5楽章」メシアン作曲〈一部分〉
(管弦楽)ボストン交響楽団
(指揮)レナード・バーンスタイン
(1949年11月28日、ボストン、シンフォニーホール)

「交響曲 第9番 ニ短調 作品125“合唱つき”から第4楽章のリハーサル」ベートーベン作曲
(ソプラノ)グレ・ブラウエンステイン
(アルト)イーラ・マラニウク
(テノール)ヴォルフガンク・ヴィントガッセン
(バス)ルートヴィヒ・ウェーバー
(合唱)バイロイト音楽祭合唱団
(合唱指揮)ヴィルヘルム・ピッツ
(管弦楽)バイロイト音楽祭管弦楽団
(指揮)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
〈1954年8月8日バイロイト祝祭劇場〉

(春之介のコメント)
歴史的録音の新譜二つ。

世界初演は、指揮者クーセヴィツキーが委嘱したBSOでバーンスタインが指揮したという、それは複雑すぎてクーセヴィツキーが躊躇したからだという。

計算するとバーンスタインは31歳くらいだね。

バーンスタインは、テレビ番組など録画も残っているので若いころの活躍は見ものだ。

フルトヴェングラーのリハーサル風景は、日本国内盤CDにボーナス特典として付加されているもので肉声部分は僅かである。

第3楽章リハーサル(14分)よりも第4楽章リハーサル(29分)をNHKで流してくれた、この放送を機会にキングレコード国内盤を購入したい視聴者も多く出るだろう。

この1954年録音は、かなり傷んだ状態からの復刻であると注釈があったが、あくまでも記録としては価値がある。

これらのCDが、一部のマニアにのみ向けられたものでなく、まだ指揮者に風格のあった時代の証言として残したおきたいものだと思う。


<以下参考>
①「レナード・バーンスタイン 歴史的放送録音1946-1961年」
NHK-FM クラシックの迷宮23(片山杜秀)_e0151275_2215446.jpg

 <West Hill Radio Archives WHRA-6048>

 2013年に生誕95周年を迎えるレナード・バーンスタイン(1918-1990)は、多数の録音を残した一方で、初期の録音、ことにライヴ録音はあまり発掘されていない。今回、WEST HILL RADIO ARCHIVESは、多数の一般発売初出音源を含む、実に12時間半に及ぶ若き日のバーンスタインの録音集を刊行する。セルゲイ・クーセヴィツキの弟子として縁のあったボストン交響楽を指揮しての録音は、30歳前後の青年バーンスタインの演奏が聞けるというだけでも貴重。

②交響曲第9番『合唱』 フルトヴェングラー&バイロイト(1954)+ボーナスCD
NHK-FM クラシックの迷宮23(片山杜秀)_e0151275_2214431.jpg

 交響曲第9 番 ニ短調 Op.125《合唱つき》<リハーサル>-第3楽章(14分)、第4楽章(29分)
 1954 年8 月8日バイロイト祝祭劇場での収録(モノラル)
 音源提供:日本フルトヴェングラー協会
 原盤:キングレコード(SSX-10267)

●KICC-1053 (CD+ボーナスCD)
 ディスクは輸入盤(ボーナスCDは日本製造)、日本語解説書
(平林直哉、オリジナルライナーの吉田光司訳、リハーサル訳出、歌詞対訳、当時の写真6点)つき

<以下参考>
NHK-FM クラシックの迷宮23(片山杜秀)_e0151275_22151661.jpg


Olivier Messiaen 1908-1992: The Boston Première of Turangalîla-Symphonie
by negitoromirumiru | 2013-06-20 10:32 | 音楽 | Comments(0)


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