NHK-FM クラシックの迷宮8 (片山杜秀)

- 寒い国から来たフーガ -
2013年3月2日

「小フーガ ト短調 BWV578」ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲
(オルガン)ヘルムート・リリング

「平均律クラヴィーア曲集 第1巻から“フーガ第1番 ハ長調 BWV846”」
「平均律クラヴィーア曲集 第1巻から“フーガ第4番 ハ短調 BWV849”」
「平均律クラヴィーア曲集 第1巻から“フーガ第24番 ロ短調 BWV869”」
ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲
(ピアノ)シュ・シャオメイ

「4声のフーガ」 ザムエル・シャイト作曲
(チェンバロ)フランツ・ラミ

「前奏曲 ト短調(ベックマン番号 第3番)」 トゥンダー作曲
「前奏曲(とフーガ) ニ短調」 ゲオルク・ベーム作曲
(オルガン)ベルナール・フォルクルール

「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲
(オルガン)ゲルハルト・ヴァインベルガー

(春之介のコメント)
シュ・シャオメイが文革の時に極寒の内モンゴルに下放され、師匠からフーガを弾きなさいと言われたことを思い出して練習したということだ。

フーガが手慣らしに良いということらしい。

またバッハの生存していた時代を含んでヨーロッパは小氷河期という厳しい環境にフーガが大成されたということだ。

環境が音楽に影響を与えることはあるだろうし、形式が意識に影響を与えるのかもしれない。


<以下引用>
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シュ・シャオメイ(ピアノ)
ZHU Xiao-Mei

中国の上海に生まれる。幼少の頃より母からピアノの手ほどきを受け、弱冠8歳で北京のラジオおよびテレビで演奏を披露した。10歳で北京音楽院に入学するも在学中に文化革命が起こり、勉学を中断。5年の間、内モンゴルの労働キャンプでの生活を強いられたが、ひそかにピアノの練習を続けた。その後中国へ戻り、北京音楽院を卒業。1980年にアメリカに渡り、さらにパリ移住した1984年にこの地への定住を決意する。

以降、シュ・シャオメイは、もはや若手ではなくメディアからの支援にも恵まれなかったものの、その演奏家としてのキャリアを瞬く間に花開かせた。これまで、フランスはもとより、ヨーロッパ、北アフリカ、ロシア、南アメリカ、アジア、オーストラリアなど世界各地を旅し、長年あたためてきたJ.S.バッハの『ゴルトベルク変奏曲』などの難曲を演奏し絶賛されている。1990年に録音した『ゴルトベルク変奏曲』は仏「ディアパゾン」誌で5つ星に輝き、名盤として愛聴されている。

2007年10月にフランスのロベール・ラフォン社より、自叙伝『La Rivière et son secret』(ある河とその秘密)を出版。この本は2008年に、フランス語で著された最も優秀な音楽書籍に贈られる「グラン・プリ・デ・ミューズ」(Grand Prix des Muses)を受賞した。

現在は演奏活動のかたわら、パリ国立高等音楽院で後進の指導にも励んでいる
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by negitoromirumiru | 2013-03-02 09:32 | 音楽 | Comments(0)


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