2011年度精神疾患で休職した公立小中高校などの教員5274人 2年連続減少 文科省

心病む教員、なお5200人
2012/12/24 中日新聞

 2011年度にうつ病などの精神疾患で休職した公立小中高校などの教員は前年度より133人少ない5274人だったことが24日、文部科学省の調査で分かった。2年連続の減少だが、調査を始めた1979年度の約8倍で、依然として深刻な状況が続いている。

 文科省は「相談体制の整備が進んだが、多忙化や保護者対応がストレスを生む状況は変わっていない。効果的な予防策を検討していきたい」としている。

 精神疾患での休職は、病気休職者8544人の62%を占めた。年代別では50代以上が39%で最も多い。休職時に在籍していた学校での勤務年数は2年未満が45%を占めた。(共同)

(春之介のコメント)
今年も、いじめ問題などで学校現場は忙しい。

生徒も教師も余裕のないことで、さまざまな問題を抱えている。

新政権もスタートとなるが、教育改革に熱意を持つ新首相の労組排除と復古調教育の押し付けでない希望の持てるものを期待したい。


平成23年度公立学校教職員の人事行政状況調査について (外部リンク)

 調査結果のまとめ (PDF:736KB)
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<以下引用>
◆心の病で休職の教員5274人、2%減も依然高水準
 11年度、文科省調査
 2012/12/24 日経新聞

 鬱病などの精神疾患で2011年度に休職した公立小中高校などの教員が5274人と前年度に比べ2.4%減ったことが24日、文部科学省の調査で分かった。2年連続の減少で、都道府県が相談窓口を設けるなど心のケアを強化したためとみられる。同省は「心を病む教員数は依然として高水準。一層の支援策が必要」としている。

 全国の公立小中高校などの約92万1000人について調査。精神疾患の休職者のうち50代以上が38.6%、40代が32.5%を占めた。年齢が上がるにつれて学校行事の取りまとめ役になるなど負担が増し、ストレスがたまるケースが多いという。いじめ問題や保護者への対応などで多忙感が増していることも背景とみられる。

 45.3%は、新しい学校に移ってから2年未満で休職していた。新しい職場になじめず、相談相手がいないことが影響しているとみられる。

 精神疾患の休職者は09年度の5458人をピークにやや減少したが、02年度と比べると約2倍の高水準。文科省は、相談しやすい雰囲気をつくるために経験豊富な教員を「メンター教員」としたり、復職支援のために段階的に訓練を施したりするなど対策を強化している。

 一方、11年度に免職などの懲戒処分を受けた教員は860人で前年度比4.9%減った。交通事故が326人と最多で、うち飲酒運転が84人。教え子らへのわいせつ行為は151人、体罰は126人だった。

 学校行事での国旗掲揚や国歌斉唱に絡んで懲戒処分を受けたのは減給と戒告を合わせて前年度の約2倍の47人。処分は北海道、東京都、大阪府、広島県の4都道府県で、このうち、昨年6月に式典での国歌斉唱時に起立を義務付ける条例が成立した大阪府が34人を占めた。

 子供とのコミュニケーション力に問題があるなど「指導力不足」と教育委員会が認定した教員は前年度比40人減の168人だった。ピークだった04年度(566人)の3分の1以下となった。

◆休職教員:「心の病」5274人 11年度公立校、高水準続く−−文科省調査
 2012年12月25日 毎日新聞

 文部科学省は24日、うつなど心の病で11年度中に休職した教員は5274人だったと発表した。2年連続で減少したものの、10年前(02年度2687人)の約2倍で、08年度から5000人を超える高い水準が続いている。同省は「学級を一人で受け持ち、保護者との関係の悩みなどを同僚や上司に相談しにくい状況が依然あるのではないか」と分析。今年度中に対策を検討する。一方「教える内容に誤りがある」など指導が不適切と認定された教員は168人いた。

 全国の公立小中高校と特別支援学校、中高一貫校の教員約92万人を調査した。心の病による休職は18年ぶりに減少(51人)した10年度(5407人)から、さらに133人減った。50代以上が最多で2037人(39%)。40代1712人(32%)▽30代1103人(21%)▽20代422人(8%)。全体の教員数が最も多い小学校(約41万人)が2347人で最多だった。

 同省初等中等教育企画課は「憂慮すべき状況で、教員の相談窓口を校内に設置するなどの対策が必要だ」としている。

 心の病を含む全体の病気休職者は8544人で10年度から116人減り、19年ぶりに減少した。

 一方、指導が不適切と認定されたのは10年度の208人から40人減った。「学習指導要領が理解できず指導計画が立てられない」(30代女性・小学校)▽「常に指示待ちで書類を作成できない」(40代男性・小学校)▽「生徒に対しマイナスの発言が多い」(50代女性・中学校)−−などのケースがあった。168人のうち108人が研修を受け47人が現場に復帰。24人が依願退職するなどした。

 同省は同時に11年度に懲戒処分を受けた教員数も発表した。10年度から45人減の860人で、交通事故(326人)が最多。わいせつ行為(151人)が次に多く、被害者のうち77人は自校の児童生徒だった。【石丸整】
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by negitoromirumiru | 2012-12-25 06:00 | 躁鬱 | Comments(0)


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