作曲家 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ

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Hans Werner Henze

H・W・ヘンツェ氏死去 独の作曲家、世界文化賞 86歳
2012年10月28日 産経ニュース

 ドイツを代表する作曲家で、2000(平成12)年の第12回高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)を受賞したハンス・ヴェルナー・ヘンツェ氏が27日、ドイツ東部ドレスデンで死去した。86歳。死因は明らかになっていない。

 代表作は第10番まである交響曲。三島由紀夫の小説「午後の曳(えい)航(こう)」をオペラ化したことでも知られる。カフカ原作によるラジオ・オペラ「村医者」で1953年にイタリア賞を受賞。19世紀イタリアオペラへの回帰を示す大管弦楽の「鹿の王」や室内管弦楽の「若き恋人たちの悲歌」など、さまざまなスタイルを手がけ、現代オペラに優れた実績をあげた。

 ドイツ生まれ。12歳から独学で作曲を始め、2年間兵役にもついた。戦後は正規の音楽教育を受け、46年に「室内協奏曲」で脚光を浴びた。

 国際的にも評価が高まった53年、スタイルを限定しない自由な音楽を主張してイタリアへ移住。「新古典的」といわれる様式を開花させた。

 社会的問題意識の強い作曲家としての評価も高い。反戦運動の盛り上がった60年代には政治的メッセージが強まり、69、70年はキューバに滞在した。この時期の体験から、逃亡奴隷が主人公の「エル・シマロン」などを作曲し、著作集「音楽と政治」を出版している。【ベルリン=宮下日出男】
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by negitoromirumiru | 2012-10-28 11:31 | 音楽 | Comments(0)


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