私のマーラー体験の始めは、NHKの映像といえる。
NHK教育で放送された交響曲第1番は時期は詳しくは覚えていないが、日本フィルのライブ録画で指揮はコバケン!?じゃなかったろうか。
私の中ではとても古い記憶にあるが、終楽章でティンパニ二台の連打の様子が鮮明に残っている。
まだマーラーも良く知らなかったころに聴いたのが、第4番を用いたNHKの音楽劇
「四季・ユートピアノ」。
この中で、マーラーの切なく甘い音楽のエッセンスが見事に入れ込まれていた!
1980年制作 NHK、作・演出 佐々木昭一郎、出演 中尾幸世
四季・ユートピアノ①
なお、後年であるがNHKのアーカイブスで、中尾幸世さんが出演して当時の思い出を語っていた。
現在は、子どもたちのための読み聞かせをしていると話をしていた。
そして1989年6月1日からNHKのBS-2放送開始を記念しバーンスタイン指揮のマーラー連続演奏映像が流されたような記憶がある。
衛星放送を見られる環境でなかったが、この後にバーンスタイン指揮のマーラー演奏映像が地上波・教育テレビでも流され、それを録画して繰り返して見ていたように思う。
中でも、第2番復活の終楽章の映像が脳裏に焼き付いている。
Mahler: Symphony No. 2: Mov. 5 - Part 4 of 4
Sheila Armstrong, soprano
Janet Baker, mezzo-soprano
Edinburgh Festival Chorus
London Symphony Orchestra
Conducted by Leonard Bernstein
この映像を見ても、バーンスタインの情熱的な指揮とLSOの強力な演奏にはグッとくる。
NYPでもWPOでもないが、印象深い。1974制作と表記があった。
この時代の管楽器のド・アップシーンは、後撮りで合成されたものと思われる。
チューバには、ジョン・フレッチャーの顔が見える!
今でこそ、マーラーを聴くことが簡単にできる時代になっているが、当時は第1番や第5番が取り上げられる時代。
特にバーンスタインの功績は大だろう。
その後、マーラーやブルックナーを聴ける時代は急速に変化した。
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微音空間(中尾幸世非公式ファンサイト) http://www.utopiano.com/