17歳・新村さん、国際フルートコンクール優勝
2011年10月30日 読売新聞
フランスのニースで開かれた若手フルート奏者の登竜門、第2回マクサンス・ラリュー国際フルートコンクールで29日、日本人の新村 理々愛(りりあ)さん(17)が優勝した。
日本の関係者に連絡があった。新村さんは東京都出身で、東京芸大付属音楽高校2年。2位は東京都出身でパリ留学中の上野星矢さん(22)だった。
(春之介のコメント)
久しぶりにラリューという名前を聞いて懐かしく思い出した。
日本人演奏家の海外コンクール入賞は珍しくないが、フルートでの活躍はあまり聞いたことがない。
今後に期待したい。
Maxence Larrieu マクサンス・ラリュー http://www.maxence-larrieu.fr/
〈以下引用〉
フルートの国際コンクールで新村理々愛さんが優勝
2011.10.30 産経新聞
日本の音楽関係者に30日入った連絡によると、フランスのニースで開かれた第2回マクサンス・ラリュー国際フルートコンクールで、新村理々愛さん(17)が優勝した。
新村さんは東京都出身。現在は、東京芸大音楽学部付属音楽高校の2年生。
同コンクールは、フランスのフルート奏者マクサンス・ラリューが中心となって開催。2007年に第1回が開かれた
<以下追加引用>
新村 理々愛(にいむら りりあ) フルート
日本管打楽器コンクール史上最年少入賞、日本フルート・コンヴェンション・コンクールにてピッコロとフルートの両部門優勝など数々のコンクールでいずれも最年少優勝や入賞を果たす。2011年 に開催された第2回マクサンス・ラリュー国際フルートコンクールにおいて優勝。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」などの音楽祭への参加や、東京交響楽団をはじめとする国内外多くのオーケストラと共演を重ね、若手フルーティストとして活躍している。サー・ジェームズ・ゴールウェイの薦めにより2012年4月からロサンジェルスの
The Colburn Schoolに留学。
リサイタル・ノヴァから ~7つの質問~ 2013年10月6日NHK-FM放送分
1)自分の楽器の好きなところは?
A)フルートはゴールド、シルバー、プラチナ製ですし、ダイヤモンドを埋め込んだり、彫刻をする方もいるので アクセサリー感覚なところが気に入っています。
2)一番好きな作曲家、好きな曲は?
A)Owl Cityと言うシンガーソングライターです。
3)演奏していて「幸せ!」と思う瞬間ってどんな時?
A)目を輝かせて身を乗り出して聴いている方を演奏中に舞台から観たり、カーテンコールの時です。
4)音楽家以外の道を進むとしたら何になりたい?もしくはなりたかった?
A)現在私は「Musician + Entertainer」を目指して日々特訓していますが。。。。
全くちがう道だったとしたら「宇宙飛行士」になりたかったです。
5)人生で一番影響を受けた人は?
A)マイケル・ジャクソン → 180度以上人生を変えたと言っても過言ではありません。
6)○○マニアという言葉に自分を当てはめると、貴方は何マニアでしょうか?
A)筋肉美マニア。
7)世界で一番美しいと思う物、事、それは何でしょうか?
A)自分という存在→世界にたった一つしか無いもの。誰が造り出せる物ではない。周りの環境などによってその物が変化して行くさまはとても興味深いので。
<以下引用>
創造のるつぼ:技巧も個性も、フルート奏者 新村理々愛
2013年02月06日 毎日新聞 大阪夕刊
◇ガガ目指しマルチに
「あの若さで信じられないレベルやね。彼女のことはみんなもっと驚いた方がいいと思う」。兵庫県立芸術文化センター(同県西宮市)で、芸術監督の佐渡裕からそんなうわさを聞いて向かった先は、フルート奏者、新村理々愛(りりあ)(18)の楽屋。1月の兵庫芸術文化センター管弦楽団定期演奏会のソリストに抜てきされた高校生は、技術の高さも個性の強さも「規格外」だった−−。
新村の名が広まったのは11年秋。仏マクサンス・ラリュー国際フルートコンクールで17歳で優勝。それ以前も内外のコンクール最年少優勝記録を多数塗り替えてきた。兵庫ではイベール「フルート協奏曲」の後、アンコールにリムスキー・コルサコフ「熊蜂の飛行」を無伴奏で披露。指揮台に座って真横で聴いていた佐渡は、あまりの超絶技巧に、最後はごろんと倒れ込んだ。
楽屋を訪ねると、新村は黄色の厚底スニーカーに黒の革ジャン姿。ロックミュージシャンのような私服に驚いていると「ファッション大好き。人と同じは嫌なんですよ」。そして、本番用ドレスを指さして「肩の装飾品も手作りして縫ったんです」と教えてくれた。完成度の高さに感心していると、「実はfacebook上で自作のアートグッズを販売していて」とスマートフォンをいじりながら作品を次々と見せてくれた。
自称「エンターテイナー」。
ブログには「レディーガガのダンスをしながらフルートを吹いてみました」という題名の動画があり、ガガ風の衣装でキレのいいダンスをしながらフルートを吹く新村の姿がアップされている。名付けて「ダンシングフルート」だとか。「ガガと共演するのが夢。ガガ御用達の東京の店の前で楽器を吹いて12時間出待ちしたことも。本当に現れて、ガガのツイッターに『フルートを吹いてたの気づいてくれた?』と送ったら、『あなたのレザージャケットかっこよかったわ』と返ってきたんですよ」
東京芸大付属音楽高を休学して、現在は米・ロサンゼルスに留学中。と言っても、現地の学校では演劇やダンスを専攻。放課後にフルートを練習、ドラムを習い、ジムに通って筋トレにも励む。目下の悩みは「時間が足りない!」。
型破りな個性はマイケル・ジャクソンに憧れて生まれたという。10年後の理想は? 「スクリーンで活躍しながら、フルートもやっていたい。目指すはマルチなエンターテイナーです」。【出水奈美】