うつ病患者の家族の支えに…実用的な小冊子作成
2011年9月27日 読売新聞
うつ病患者を支える家族向けの小冊子「わたしたち家族からのメッセージ~うつ病を正しく理解するために」を「全国精神保健福祉会連合会」(東京)が作成した。家族や保健所などに好評でこのほど増刷した。
同連合会は、精神疾患患者を抱える家族のための公益社団法人で、約1300団体が加盟する。働き盛りにうつ病が増えていることなどから、うつ病を正しく理解してほしいと願い、昨年、この小冊子を作った。
母親、妻といった立場から、患者をどう支えたのかを書いた体験記や、家族の接し方、対応の仕方について解説したページは実用的で参考になりそうだ。
専門医が、症状の経過や薬などを解説したページのほか、医療費の自己負担額を減らせる制度など、利用できる支援制度についても紹介。また、地元の家族会などを紹介してくれる47都道府県の窓口の問い合わせ番号なども載せた。
「孤立して悩む家族に届けたい」と同連合会理事長の川崎洋子さんは話す。
56ページ。1冊200円。統合失調症をテーマにした同様の小冊子もある。問い合わせは、同連合会(03・6907・9211)へ。
(春之介のコメント)
記事には書いていないが、同小冊子はHPからダウンロードできます。
公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会 http://seishinhoken.jp/
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統合失調症を正しく理解するために「わたしたち家族からのメッセージ PDF
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うつ病を正しく理解するために「わたしたち家族からのメッセージ PDF