沖縄県がダイビング安全指針
2011年6月22日 NHK
ダイビング中の事故が相次ぐなか、沖縄県は全国で初めて、客の安全確認の方法などを細かく盛り込んだダイビング業者向けのマニュアルを作りました。
ダイビングを巡っては、客や機材の安全を確認する方法や手順など、安全対策は業者側に任されていて、統一的な基準がないのが現状です。一方で、毎年50万人がダイビングツアーに参加する沖縄では、去年、ダイビング中に、過去10年間で最も多い7人が亡くなるなど、深刻な事故が相次いでいることから、沖縄県は全国で初めて、業者が守るべき細かい手順を定めたマニュアルを作りました。
具体的には、事前の準備として、▽睡眠や飲酒の有無など、客の体調を正確に把握することや、▽潮の流れの変化にも対応できる無理のない潜水計画を立てることなどを盛り込んでいます。また、ダイビング中に注意すべきこととして、▽経験の浅い客を常に視界に入れておくことや、▽空気の残量に応じて潜水計画を柔軟に変更することなど、安全確保の徹底を求めています。
しかし、
マニュアルに強制力はなく、状況に応じて業者が判断すべき点もあるということで、沖縄県は「今回示したものは
最低限の基準なので、しっかり守ってほしい」としています。
(春之介のコメント)
全国初ということらしい。
マリンスポーツ人口は多いだろうし、事故もあるに違いない。
追記
沖縄県のHPで同マニュアルを閲覧できるようになった。
PDF形式で、71頁ある。
・
ダイビング安全対策マニュアルの発刊について
(外部リンク)
平成23年6月22日 沖縄県観光振興課
・
NPO法人 沖縄県ダイビング安全対策協議会 http://antaikyo.com/
〈以下引用〉
全国初 ダイビング安全指針
2011年06月21日 NHK沖縄放送局
ダイビング中の事故が相次ぐなか、沖縄県は全国で初めて、客の安全確認の方法などを盛り込んだダイビング業者向けのマニュアルを作り、業者などに配布していくことになりました。
ダイビング客の安全を確認する方法や機材に異常が無いかチェックする手順など、ダイビングに関する
安全対策は業者側に任されていて統一的な基準が無いのが現状です。
一方で、去年、沖縄県内では、ダイビング中に、過去10年間で最も多い7人が亡くなるなど、深刻な事故が相次いでいます。
このため毎年50万人がダイビングツアーに参加する沖縄県は、全国で初めて、業者が守るべき細かい手順を定めたマニュアルを作り、21日、公表しました。
マニュアルでは、事前の準備として、睡眠や飲酒の有無など、客の体調を正確に把握することや、潮の流れの急な変化にも対応できる無理のない潜水計画を立てることなどを盛り込んでいます。
またダイビング中に気を付けるべきこととして、経験の浅い客は常に視界に入れておくことや、空気の残量に応じて柔軟に潜水計画を変更することなど、安全確保の徹底を求めています。
ただ、このマニュアルは法的な拘束力を持たない上、その時々の状況に応じて判断すべきことも多く、細かく定めきれない部分があるということで、県は「今回示したものは最低限守るべき基準なのでしっかりと守ってほしい」としています。
このマニュアルは、
県内におよそ700あるダイビング業者などに配布されることになっています。
<以下関連引用>
・
スクーバダイビングショップにおける料金等の表示の適正化について PDF
平成23年11月11日 消費者庁