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「認定介護福祉士」制度→2017/04/21全国で11名初認定 独自認定「ぐんま認定介護福祉士」とは異なる

介護の人材確保に新資格制度
2011年1月20日 NHK

介護現場で働く人の仕事の能力を評価する仕組みを作ることで人材の確保につなげようと、厚生労働省は、一定の実務経験のある人を対象に「認定介護福祉士」という新たな資格を与える制度を導入することになりました。
介護の現場では、職員の仕事の能力を評価してキャリアを向上させる仕組みが十分でなく、離職する人が多い原因の1つになっていると指摘されています。こうした状況を受けて介護人材の養成の在り方について議論してきた厚生労働省の検討会は20日、提言をまとめ、より質の高い介護を行うことができると認められた人に「認定介護福祉士」という新たな資格を与える制度を導入することを決めました。一定期間の実務経験のある人を対象に、介護についての知識や技術を評価して認定し、利用者の生活を向上させるような介護サービスの提供や、ほかの職員の指導に当たることなどが求められます。具体的な認定の方法や導入の時期などについては今後、検討するとしています。検討会の委員で日本介護福祉士会の石橋真二会長は「能力を評価する仕組みは重要だが、賃金の向上につながらなければ離職は食い止められず、人手不足は解消しないと思う。国は、質の高い人材を育成している事業者への介護報酬の上乗せも検討してほしい」と話しています。

(春之介のコメント)
以下の、群馬県の独自制度とは全く内容が違うのだが、中堅職員養成の狙いがある。

福祉の資格については、公私にわたる資格が乱立しており、どれが有用かは定かではない。

国家資格たる介護福祉士に冠をかぶせるわけにはいかないから、介護福祉士会認定や独自団体を創設しての認定となるだろう。

医療・福祉系の分野に関しては、専門分化が激しく、こうした資格制度もやむを得ない面もある。

ただ、資格に見合った人材の生涯教育という面では、自己研鑽が欠かせない。

こうした資格制度を作ることに関しては、実務家からは否定的な意見がある。

看護師不足と同じく、質の充実を言ってはいられないのが介護業界だ。

そのメリットどデメリットを考えて、結果的に質の高い人材が集まる業界に指導することが国の役割だろう。

〈追加詳細情報は、以下にて〉
介護福祉士国試、実務経験者に「450時間研修」義務化へ 介護福祉士→認定介護福祉士へ 概要・報告書


<以下追記> 
新たな資格「認定介護福祉士」 他職種と連携 支援の中核に
2017年7月19日 東京新聞デジタル
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201707/CK2017071902000173.html

 認定介護福祉士は二〇一一年に厚生労働省が、介護職の離職を食い止めようと、キャリアアップの一つとして導入を決めた。一五年に日本介護福祉士会などの関係団体で「認定介護福祉士認証・認定機構」(東京)が設立され、都道府県単位の介護福祉士会などと研修を開き、受講者を認定している。ことし三月には、全国で十一人が第一号として認定された。国も、例えば認定介護福祉士がいる施設に介護報酬を上乗せするなど、認定に伴う制度改正を検討していく見込み。

 ただ、増やしていくには課題もある。取得には研修に参加する必要があるが、計六百時間を要する。三重県介護福祉士会の場合、受講には四年間かかり、費用は計四十万円ほど。助成する施設もあるが、介護福祉士には重い負担になりかねない。
 
 また、国の制度改正の全体像が見えない段階では、勤務先の施設などで資格取得者が必ず上級職の待遇を得られるのかという不安もある。「研修で学び直し、良いケアに結び付けば職場での評価にもつながる」。認定第一号の一人となった鳥取県境港市の介護老人福祉施設「新さかい幸朋苑(こうほうえん)」介護係長の池淵美香さん(41)は話す。研修の一環で、要介護者の課題ごとに改善状況をグラフにし、全員で共有するようにチームをまとめたところ「達成感が生まれ、チームワークが高まった。課題改善に取り組んでいくことで、認定介護福祉士の必要性が伝わる」と実感する。


〈以下関連引用〉
県独自のリーダー養成研修「ぐんま認定介護福祉士」創設――群馬県
2009/08/18 ケアマネジメント

群馬県は8月10日、2009年度ぐんま認定介護福祉士(基本課程)養成研修について募集を行った。
「ぐんま認定介護福祉士」とは、県内介護保険施設・事業所などに従事する介護職員のキャリアアップのため創設した県独自の認定制度。介護現場でリーダーとして必要な知識・技能を有する介護福祉士を養成し、「ぐんま認定介護福祉士(基本課程)」として認定する。

受講対象は現任の介護職員であり、資格取得後の実務経験が5年以上、現在の職場に3年以上勤務、所属事業所からの推薦などが必要となる。研修期間は全16回で、施設実習も含んでいる。

<以下追加引用>
ぐんま認定介護福祉士(基本課程)養成研修

群馬県では、介護現場のリーダーとして必要な知識・技能を有する介護福祉士を養成し認定する「ぐんま認定介護福祉士」の制度を創設し、平成21年度より養成研修を開催しております。

以下の全ての条件を満たす現任の介護職員

ア 介護福祉士資格取得後実務経験が5年以上の者
ただし、3年以上の実務経験後に介護福祉士資格を取得した場合については、介 護福祉士資格取得後の実務経験が3年以上ある者
イ 現在の勤務先(法人)に、継続して3年以上勤務している者
ウ 所属する介護施設・事業所等の代表者から推薦のあった者

研修期間:平成29年6月28日(水)~平成29年12月20日(水)
     全17回(施設実習含む)

認定試験日:平成30年1月17日(水)14時00分~15時40分(100分)

定員 60名(先着順)

養成研修・認定試験参加費 10000円

「認定介護福祉士」制度→2017/04/21全国で11名初認定 独自認定「ぐんま認定介護福祉士」とは異なる_e0151275_2305631.jpg

by negitoromirumiru | 2011-01-20 18:24 | 福祉 | Comments(0)


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