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性科学者・笠井寛司の業績とは!? 大陰唇と小陰唇の秘密 また石こうで女性器をかたどった作品はアートか…

ピンクの小陰唇の持ち主は約2% パイパン女性は0.01%
2010.12.28 NEWSポストセブン

 その昔、尋常ならざる情熱で日本人女性の外性器を研究した学究がいた。その名を仮にドクターKと呼ぶ。彼は臨床した女性8330人の性器を写真におさめ、その形状と機能、性感との相関を徹底的に追求した。本誌は、氏が生前書き残していた驚くべき遺稿を発掘した。以下は同氏の研究から我々が学んだことである。大陰唇と小陰唇の秘密を紹介しよう。

【大陰唇】
 形は似ても似つかないが、男性でいえば陰嚢に相当する。盛り上がった形になっていて、厚さは5mm以下が約39%、6~10mmが約51%、11~15mmが約10%。16mm以上は約8000例中1人だけである。体格的には痩せているほうが厚さが乏しい。ほとんどの場合、陰毛が生え、生え方は日本女性では楕円形が約35%、長四辺形が約30%、逆三角形が約25%、台形が約10%。いわゆる「パイパン」は1万人に1人しかいない。感覚受容体の密度は高く、とりわけ触覚は陰核よりもはるかに密度が高い。触れ方によっては効果的な刺激になる場所だといえる。

【小陰唇】
 血管や神経繊維の間に繊維性の結合組織がつまってできている。陰毛は生えない。上端はしばしば2葉に分かれるが、形状は千差万別だ。長さは欧米白人が平均約7cmなのに対し、日本女性は平均5.8cm。処女では平均5.2cm。高さは平均26mm、処女では13.6mmなので、性交や分娩を経験すると伸びることがわかる。色も真っ黒に近い茶褐色からピンクに近いものまで様々だが、日本人の63%は黒褐色で、ピンクの小陰唇の持ち主は約2%にすぎない。柔らかくなったり硬くなったり、伸びたり縮んだりと形を変え、自慰行為のときに小陰唇をいじる癖のある女性は変形しやすい。 ※週刊ポスト2011年1月7日号

(春之介のコメント)
セクソロジーの研究者は多いが、笠井博士のような研究者は稀だった。

興味本位からでも、奥の深い分野だけに知りたいという欲求は人類みな同じ。


笠井寛司 [カサイ カンジ]

1933年、京都生まれ。京都大学薬学科を経て、61年同大医学科を卒業。医学博士。69年日本バプテスト病院産婦人科に勤務した後、76年滋賀医科大学助教授。96年退職後、性科学者として活動。2002年2月2日、病没。
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1990年、第10回日本性科学学会の学会長をつとめる。組織内分泌学の研究の傍ら、種々の観点から女性の性と性行動の実態調査を行い、女性外性器の統計学的形態分類に取り組むなど性問題の本質を追求している。また8000名以上にのぼる女性の解剖学的体型要素を分析したが、この研究は他に類例をみない。


<以下追加引用>
世界20か国・400人の女性器並べたマッカートニー氏の展覧会
2012年4月12日 NEWSポストセブン

 イギリス、オーストラリア、スイス、カナダ、ドイツ、イタリア、アメリカ、そして日本……世界20か国、400人の女性器をズラリと並べた展覧会は大反響を呼び、昨年わずか2か月間で数千人がギャラリーを訪れた。今年5月から新たな展覧会を開くという制作者に話を聞くと、意外な制作秘話が飛び出した――。

 イギリス郊外のリゾート地・ブライトンにあるスタジオ。壁には、10枚の大きな白い額が飾られている。額の大きさは縦50cm、横80cmほどで、そこに収められているのは、石膏でできた白い彫刻のような造形物だ。遠目に見るとモダンアートか何かのようだが、近づいてよく見ると、なんと、女性器を模ったもの!
 ひとつの額に収められているのは、40人分の女性器。それぞれ割れ目の大きさも違えば、大陰唇のふくらみや小陰唇のヒダヒダの形もまったく違う。クリトリスが肥大化しているものもあれば、女性器にピアスをつけているものも複数ある。

 実はこれ、18歳から76歳までの、20か国の女性400人の性器を実際に型に取り、石膏で“再現”して並べたものなのだ。
「最初はたんなる変態だと思われていたし、“女性器を弄びたいだけだろ”なんて揶揄されることもあった。でも、実際には女性たちのほうからどんどん集まって来てくれて、“自分もボランティアでやりたい”という女性がほとんどだったよ」

 そう話すのは、この女性器模型を制作したジェイミー・マッカートニー氏(41)。メタル鋳造の彫刻や小道具制作を中心に活動し、2006年公開の映画『007カジノ・ロワイヤル』などの小道具も手がけた気鋭のアーチストである。そもそもなぜ女性器の生模型を作ろうと思ったのか。

「2006年に女性と男性の性器や女性の胸を模型にして展示したことがあるんだ。すると女性は興味津々で、自分の性器を見てビックリしてた。喜んだり、興奮したり。その時、女性は自分の性器を見る機会が男性よりも少ないから、女性がもっと女性器の形を知ってもいいんじゃないかと思ったんだ」

 さらにマッカートニー氏には、女性が自分の性器を知らないがゆえに不安を持ち、陰部の手術が流行している現実を変えたいという問題意識もあるという。
「多くの女性たちが自分の性器にコンプレックスを抱えている。女性器に“普通”なんてないのに、ポルノ映画を見て“自分の性器は普通じゃない”と思い込んでいる。だから、この展示会を見て、ひとりでも性器手術に行かなくなったとしたら成功だと思っている」

 確かに、展示された女性器は驚くほどに千差万別だ。作品にはその女性の国籍や年齢は表示されていないが、数人の日本人女性も含まれているとか。日本人の女性器は欧米人などと比べて違いはあるのだろうか――。そう問うと、マッカートニー氏は大笑いしながらこう答えた。
「彼女たちは旅行中にこうしたプロジェクトを知って応募してきてくれたんだけど、肌の色も白人とそう違わないし、性器そのものは他の女性たちと何も変わらなかった。国籍によるステレオタイプは、この作品を通して生まれなかったというのが事実だね」 ※週刊ポスト2012年4月20日号

Jamie McCartney  http://www.jamiemccartney.com/

<以下引用>
571人の女性器模型展示の展覧会 大反響で開催期間も延長
2012年8月10日 NEWSポストセブン

「見て見て。これが私のよ!」 そういって作品を指さした若い女性が、顔を赤らめ、すぐに指を引っ込めた。ロンドンの中心、コーク通りにあるヘイヒル・ギャラリー。数多くのギャラリーが立ち並ぶ通りのなかでも、ここはひときわ大勢の客でにぎわっている。70代らしき老夫婦から20歳に満たないようにも見える若いカップルまで年齢層は様々だ。通りを歩く人々も、一体どんなものを展示しているのかと興味津々に中を覗き、吸い寄せられていく。

 展覧会初日には800人もの人が訪れ、その後も来場者が絶えないことから当初5月8日から6月2日までの予定を急遽1週間延期したほどの人気ぶりだ。展示会のタイトルは『The Great Wall of Vagina』。直訳すれば「女性器の偉大なる壁」で、世界20か国571人の女性器が作品として展示されている。

 壁一面に飾られた白い大きな額に近づくと、そこには女性器をかたどった石膏でできた精緻な模型がびっしりと並べられている。小陰唇やクリトリスの大きさ、大陰唇の膨らみなど、一見して一つとして同じものがないのがわかる。中には大きなピアスをつけたものなどもあった。

 冒頭の若い女性は作品の協力者のひとりで、自分の女性器模型をつい指さしてしまったというわけだ。ギャラリーを訪れた老若男女は皆、食い入るように作品に見入っては驚きの声をあげた。

「こんなにたくさんの女性器の形があるなんて、正直、ビックリしましたね」(22歳・女性)
「出産後、自分の性器の形にコンプレックスを持ち続けていましたが、この作品を見て、気にする必要なんてないんだと自信がもてました」(32歳・女性)

 上記のように、欧米ではアートとして高く評されたこの作品展。この“アート”を、日本人はどう受け止めるのか。 ※週刊ポスト2012年8月17・24日号

〈以下追加引用〉 猥褻図画と警告 またも論争・・・
◆アート写真に「わいせつ」と警告 警視庁、週刊現代とポストに
 2012年11月21日 共同通信

 「週刊ポスト」(小学館)と「週刊現代」(講談社)が掲載したアート作品の写真が、わいせつ図画に当たる恐れがあるとして、警視庁が今後掲載しないよう両誌に警告していたことが21日、同庁への取材で分かった。警視庁によると、対象は週刊ポストの8月17・24日合併号と、週刊現代の9月15日号などの記事。イギリス在住のアーティストが石こうで女性器をかたどった作品の写真とともに、制作過程や作者へのインタビューなどを掲載した。

◆<わいせつ図画>アート作品の写真掲載、週刊誌2誌に警告
 2012年11月21日 毎日新聞

 「週刊現代」(講談社)と「週刊ポスト」(小学館)に掲載された、女性器をかたどったアート作品の写真が、わいせつ図画公然陳列罪などにあたる可能性があるとして、警視庁が両誌に対し今後の掲載をやめるよう口頭で警告していたことが21日、同庁への取材で分かった。

 警告対象となったのは、イギリス人の芸術家が複数の女性器の型を石こうで取った作品の写真。週刊ポストは8月17・24日合併号で、完成した作品の写真や、制作途中で撮影した女性の下半身の裸の写真などをカラーで掲載。週刊現代も9月15日号と22・29日合併号で作品の白黒写真などを載せていた。

 警視庁保安課は「作品は性器そのものの形をしており、性的羞恥心を害する疑いがある」と指摘。両誌が全国で広く販売されていることから「公共性が高く、社会的反響が大きい」と判断した。9月7日に週刊ポスト、同20日に週刊現代の編集責任者を同庁本部に呼び、警告。その後、同様の写真は掲載されていないという。

 週刊ポスト編集部は「作品はロンドンのギャラリーに展示され、広く一般公開されている。表現活動のあり方を伝えるために掲載した」とコメント。週刊現代編集部は「コメントすることはない」としている。【黒田阿紗子】


<以下参考エントリー>
女性器の石膏型販売で書類送検 静岡市の介護施設職員の男(50)「自分よりうまい人間いない」 警視庁
by negitoromirumiru | 2010-12-30 05:31 | 箪笥 | Comments(0)


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