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全国薬剤師・在宅療養支援連絡会とは!?

訪問薬剤師:11月に初組織…知識高め「在宅」の支えに
2010年10月25日 毎日新聞

 医療機関で処方された薬を間違った方法で飲んでしまう在宅患者が多いことから、全国の薬剤師約60人が11月3日に「全国薬剤師・在宅療養支援連絡会」を設立する。在宅患者の支援をうたう医師や看護師の全国組織はあるが、薬剤師の組織は初めて。在宅患者に薬の飲み方の指導などをする「訪問薬剤師」が交流することで知識・技能を高め、薬のプロの立場から在宅医療を支える考えだ。

 連絡会は、栃木市で薬局を経営する大澤光司さん(49)らが発起人。日本薬剤師会とも連携し、30都道府県にまたがる薬剤師が参加予定という。

 大澤さんによると、栃木市在住で、糖尿病などを患う寝たきりの1人暮らしの女性(79)は、医師から処方された睡眠薬を定められた以上に一度に服用していた。一方、飲み切っていない大量の薬が袋のまま放置されていた。担当のケアマネジャーが発見し、医師を通じて大澤さんの薬局に勤務する薬剤師が訪問。週1回、1週間分だけの薬を届けたり、日付や時間ごとに区切った薬箱を使ってもらうよう改めた。女性は当初「夜になると不安になって(睡眠薬を)飲んでしまった」と話していたが、現在は服薬指導を守り、体調は安定しているという。

 しかし大澤さんは「薬剤師の訪問で在宅患者の療養環境が向上することはまだ知られていない」と訴える。

 医療・介護保険では薬局に薬を取りに行けない患者の場合、医師の指示があれば薬剤師に薬を配達してもらったり、服薬指導を受けられる。介護保険の場合、薬局薬剤師の訪問で患者の自己負担額は1回当たり標準500円だが、こうしたサービスの存在自体が周知されていないという。【泉谷由梨子】

(春之介のコメント)
薬剤師の訪問指導、そんなものがあったとは知らなかった人が多いのでは・・・

薬の服薬に関しては、薬剤師のような専門職でなくても十分に管理できると思うが、定期的に訪問している人しか分からないだろう。

薬剤師も新たな仕事を求めないといけない時代になった。


全国薬剤師・在宅療養支援連絡会
by negitoromirumiru | 2010-11-26 06:49 | 医療 | Comments(0)


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