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交代が決まった長妻厚労相―就任から1年の成果を強調し去る 首相補佐官に降格

就任から1年の成果を強調―長妻厚労相
2010年9月17日 キャリアブレイン

長妻昭厚生労働相は9月17日の閣議後の記者会見で、内閣改造を前に就任からの1年間を振り返り、今年4月の診療報酬改定での10年ぶりプラス改定実現などの成果を強調した。

長妻厚労相はこのほかの成果として、中央社会保険医療協議会委員の見直しや、省内事業仕分けなどによる無駄遣いの排除などを挙げ、厚労省の体質改善に取り組んだと強調。「(以前は)官僚が作ったルールで役所が運営されてきたが、政権交代後は政治が作ったルールで役所を運営するとの前提で取り組んできている」と述べた。

一方、今後の課題としては、「少子高齢社会の日本モデル」の策定が十分に進まなかったことを挙げ、野党を交えた議論の場を設けて消費税率の見直しも含めた検討をすべきだとの見解を示した。

長妻厚労相は、昨年9月16日に就任した。

(春之介のコメント)
副大臣の昇格人事で消え去る長妻大臣の置き土産か。

厚労省職員からの総スカンにもめげずに、年金だけと言われながらも必死に勉強してきたが…。

この一年で、厚労省職員は過労死ナンバーワン候補!?というほど働かされた。

その中核は、情報公開の徹底と説明責任の充実である。

厚労省は、国民の疑問に答えるペーパーと省内の業務改善事例を定期的に公開している。

これだけでも職員の負担はかなりのものになる。

加えて、省内の目標や仕事のあり方についてまで、事細かに指示してきた。

さて問題になるのは、今後のあり方だろう。

長妻流が受け継げられるわけはなく、消え去っていくことは必至だろう。

厚労省の官僚に譲歩した首相だが、政治主導が如何に難しいのかを示した改造内閣人事となった。

仕事ができる人を選ぶのか、省内の空気に配慮した人を選ぶのかで行政は大きく変わる。

決断の早かった長妻さん、徹底して文書化する長妻さん、旗振りは上手かった長妻さん、、、サヨウナラ!!
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復帰を熱望する職員はいないけど、お別れ式典には全職員が笑顔でこぞって参加するね。悪夢終了!


〈以下引用〉
◆“ミスター年金”長妻氏降格!厚労相から首相補佐官に
 2010年9月18日 スポーツ報知

最後の閣議に臨む長妻厚労相 菅直人首相(63)の改造内閣は17日、皇居での認証式を経て正式に発足した。外相に前原誠司国交相(48)、総務相には民間人の片山善博・前鳥取県知事(59)を起用した。

 「ミスター年金」の異名で民主党政権のエースとして期待された長妻昭厚生労働相(50)は、首相補佐官に起用されることが決まった。官僚を掌握できず、事実上の“降格”といえる。

 野党時代は「消えた年金」問題などで当時の舛添要一厚労相や社保庁を徹底批判。鋭い追及は、喝采を浴びた。昨年9月、政権交代した鳩山内閣で厚労相に。世論調査では「期待する閣僚」の上位だったが、“天敵”の壁は厚かった。

 初登庁で出迎えた職員からの拍手がゼロ。年金制度改革では、新制度検討会の事務局が国家戦略室に置かれ、売り物だった年金問題で主導権を握れなかった。野党時代の威勢の良さは影を潜め、慎重な政治姿勢を取り続けた。「ミスター年金」はいつのまにか「ミスター検討中」と揶揄(やゆ)されるようになった。

 「役所文化を変える」と訴えたが、細かい指示に職員は音を上げた。通し番号付きの各部署への「大臣指示」はこれまでに2000件超。7月には、自らの肝いりで創設した若手職員による省内改革プロジェクトチームが「政務三役におごりを感じる」との報告をまとめる珍事まで起きた。最後まで官僚との関係がギクシャクしたままだった。

 民主党代表選では菅首相を支持して来たが、留任はならず。官僚に理解を示す仙谷官房長官との確執もうわさされた。

 長妻氏はこの日、省内事業仕分けで無駄遣いを削減してきたことや、子ども手当などを実績として強調。辞表提出後の会見では「天下りの問題と無駄遣いを自ら削ることに抵抗感を持っている方も多い。役所文化を変えるということは明治維新以来の話。取り組みを続けなければならない」と締めくくった。

 うるさ型大臣の退任に省内は歓迎ムード。細川新厚労が初登庁すると、大きな拍手が省内いっぱいに響いた。
by negitoromirumiru | 2010-09-17 16:14 | 福祉 | Comments(0)


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