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大学講義(東大、慶大、明大、早大)を無料ネット配信 iTunes U ⇒「MOOC(ムーク)」が大学教育を変える!

大学講義をネットで無料配信
2010年08月27日 NHK

東京大学や慶応大学など国立と私立の4つの大学が、学生たちに人気の講義を中心にあわせて2500以上にのぼる過去の講義の映像を、インターネットで外部に無料で配信する取り組みを始めました。講義の配信を始めたのは、東京大学と慶応大学、明治大学、それに早稲田大学の4つの大学です。
これらの大学では、講義や研究の内容を広く公開して社会貢献につなげようと、学生たちに人気の講義を中心に過去数年間におこなわれたあわせて2500以上の講義の映像や音声をインターネットで配信します。
この中には、ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんの講義や、海外で人気が高い日本のアニメや漫画に関する講義などもあります。映像や音声は、音楽や映像配信サイトの最大手の「iTunes」を通じて配信され、無料で視聴することができます。
大学の講義の内容をインターネットで配信する取り組みは欧米では積極的におこなわれていますが、国内では、まだ一部の大学にとどまっています。
今回の取り組みに参加した明治大学の伊藤光副学長は「今後さらに配信する講義の数を増やしていきたい」と話しています。

iTunes U 説明サイト

(春之介のコメント)
有名大学教授の講義を聴けるらしいので好奇心ある人はのぞいてみたい。

つまらない講義しかできない教員は生き延びられないかも。


<以下引用>
東大など、講義をiTunes Uで公開 「ハーバード白熱教室 in Japan」も
2010年08月25日 ITmediaNews

大学の講義などを無料でポッドキャストするサービス「iTunes U」に東大など日本の大学が加わった。ハーバード大マイケル・サンデル教授の東大特別講義「ハーバード白熱教室 in Japan」も配信予定だ。

 米AppleがiTunes上で運営している教育コンテンツの無料ポッドキャスティングサービス「iTunes U」にこのほど、東京大学など日本の大学が加わった。8月25日に東大で開かれる、ハーバード大学マイケル・サンデル教授の特別講義「ハーバード白熱教室 in Japan」のコンテンツも配信予定だ。

 日本の大学として新たに、東大、明治大学、早稲田大学、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のコンテンツが加わった。東大は「東大 Podcasts」で公開してきた講義を、明大は森川嘉一郎准教授による秋葉原とオタクに関する講義などを、慶応SFCは村井純教授などによる講義「インターネット2010」を配信するなど、各大学が特色ある講義を配信している。

 iTunes Uは、大学など教育機関が動画/音声ファイルを学生向けに提供したり、一般公開できるインフラで、2007年にスタートし、世界で800以上の大学が参加、うち半数がコンテンツを一般公開しており、35万以上の音声/動画ファイルが利用できるという。8月25日までにダウンロード数は3億を超えたという。

<以下追加引用>
東大、オンライン講座の無料配信実験へ
2013年2月25日 ITmedia

東京大学は、一流大学の講義を無料でオンライン公開する事業を展開する米Courseraと協定を結び、今秋をめどに、オンライン講座配信の実証実験を行うと発表した。

配信するのは、大学院法学政治学研究科の藤原帰一教授による「戦争と平和の条件」と、村山斉特任教授による「ビッグバンからダークエネルギーまで」で、それぞれ英語による講義。世界から数万人の利用を想定。履修者の学習状況や成績の分布に関して研究するとともに、オンライン講座と対面授業の組み合わせもテストする。

Courseraは、スタンフォード大学のアンドリュー・ネグ准教授とダフニー・コーラー教授によって昨年1月に設立されたベンチャー企業。同4月のサービス開始以来、ハーバード大学、スタンフォード大学、プリンストン大学など米国を中心に世界トップクラスの大学が相次いで参加しており、33大学が200以上の講座を公開し、登録者数は250万人以上にのぼるという。

<以下引用>
米で大規模オンライン講義サイトCourseraの講義を大学の単位として認定
~オンライン講義の「大学化」へ大きな一歩となるか
2013/2/8 INTERNET Watch

 大規模オンライン講座サイト(MOOCs:Massive Open Online Coursesと呼ばれている)の米Courseraは7日、Courseraの講義を大学の単位として認定されることになったと発表した。

 Courseraの5つの講義について、米国教育協議会が実施する大学単位推薦サービス(ACE CREDIT)が大学の単位習得に相当するとの認証を与えたとしている。

 米国の大学では、大学以外で行われた教育が高等教育レベルに達しているかどうかを判断するためにこのACE CREDITが用いられている。ACE CREDITが推薦した講義は、大学側が認めさえすれば、その大学で単位として認められる。ただし、必修単位、専門単位などどの種類の単位として認められるかは個々の大学によって異なる。

 今回のCourseraの発表により、Courseraで該当講義を修了した学生も、大学によっては単位認定を受けられることになる。

 ACE CREDITが現時点で認証した講義は以下の5つ。

 カリフォルニア大学アーバイン校の「Pre-Calculus(微積分入門)」「Algebra(代数)」、デューク大学の「Introduction to Genetics and Evolution(遺伝と進化入門)」「Bioelectricity: A Quantitative Approach(生体電気:計量的手法)」、ペンシルバニア大学による「Calculus: Single Variable(一変数微積分)」。いずれも学部レベルの単位となり、単位認定試験受験には追加費用が必要だ。

 また、試験に関しては現在ProctorU社との提携を進めており、学生はウェブカメラによって監督を受けながら受験できるようになる計画だ。

 今回の発表についてデューク学長Peter Lange氏は、「我々は、教育できる範囲を拡大し、これがなければ我々の教員にアクセスできる権利を持っていない学生に単位を提供するために、私たちのMOOCコースを使って新しい方法を試せるこの機会に興奮している。MOOCsは多くの場合、個々の大学の創造性との組み合わせによって、米国および世界中の学生が利用できる教育サービスに道を開き、豊かにする大きな可能性を持っている」とコメントしている。

 大規模オンライン講座は2012年に急速に広がり、今回の発表を行ったCourseraだけでなく、Udacity、edXなどに多数のエリート大学が参加し、多くの場合無料講義を実施している。教育効果を高めるために、講義は比較的短めで、ゲームなどの娯楽的要素を組み込んだり、インタラクティブなアプリを使用したりするなど、様々な工夫が凝らされている。また受講者同士のコミュニケーションを図るためのフォーラムが設けられることも多い。

 MOOCsが注目を集めているのは、大学教育の効果に疑問を持つ声が上がり始めていること、高い授業料などの経済的負担などが背景にある。一方でMOOCsが収益を上げる手段を持っていない問題も指摘されている。一部で修了書発行手数料や教授が在籍する大学へのライセンス料などがビジネスモデルとして議論され始めたのが現状だ。その意味でも、今回大学単位認定が認められたことは大きな一歩となりそうだ。(青木 大我)

<以下追加引用>
京大が講義を世界に無料でネット配信へ 質問や試験も可能
2013.5.21 産経ニュース

 京都大は21日、インターネットで講義を世界へ無料配信するオンライン教育システム「edx(エデックス)」に参加すると発表した。edxは世界トップレベルの大学である米国のハーバード大とマサチューセッツ工科大(MIT)が2012年に立ち上げたシステムで、日本の大学が参加するのは初めて。

 edxのホームページにアクセスし、メールアドレスなどを登録すれば、年齢や国籍を問わず、誰でも受講できる。質問や試験を受けることも可能で、評価基準をクリアすれば修了証が与えられる。非営利組織により運営されており、現在は世界中で約90万人が登録しているという。

 これまでに、ハーバード大やMITのほか、オーストラリア国立大(豪)やトロント大(カナダ)などが参加。京都大と同時に北京大(中国)やソウル大(韓国)なども加わることになり、講義を提供する大学は計27校となる。

 京都大がedxで最初に提供する科目は、物質-細胞統合システム拠点の上杉志(もと)成(なり)教授(化学生物学)の「生命の化学」。今夏から受講の登録を受け付け、来春から英語による講義の配信を始めるという。

 edxへの参加について京都大の松本紘(ひろし)総長は「優れた教育を広く提供するだけでなく、世界の一流大学が切磋琢磨(せっさたくま)する教育イノベーションに加わることでもある」と説明。上杉教授は「どこでも誰でも無料で大学の講義が受けられるようになると何が起こるのかという、壮大な社会実験になる」と述べた。

<以下追加引用>
有名大講義をネットで無料配信
2013/11/25 中日新聞

 有名大学の講義をインターネットで無料配信する「MOOC(ムーク)」と呼ばれる取り組みが、二〇一四年春から国内で始まる。米国で始まったムークは世界中で急速に広まり、設立一年余りで五百万人以上が利用するものも。ネットがつながれば誰でもどこでも受けられる新しい学び方。将来的に大学教育を変える大きな可能性を秘めている。

 ベトナム出身で東京都内の企業に勤めるレー・フック・ダイさん(26)は今年、スタンフォード大やワシントン大(いずれも米国)、エジンバラ大(英国)などの十を超える講義を修了した。プログラミングや企業経営に関するものが主だ。「起業したいと考えていたので、必要な講義を選んだ。無料というのも大きい」。各大学を飛び回ったわけではない。世界のトップレベルの講義は、ムークを利用してパソコンやスマートフォンの画面で見た。

 ムークは「Massive Open Online Courses」の略で、大規模公開オンライン講座を意味する。これまでにも講義を配信するサイトはあったが、ムークは小テストやリポートなどの課題があり、基準を満たせば修了証が発行される。

 学生時代は東京大で人工知能の研究をしていたレーさんは「受講者同士が質疑できる掲示板があり、海外の企業経営者や研究者のハイレベルな意見を聞いたり、交流したりできるのが刺激的だった」と振り返る。

 日本でもJMOOC(ジェイ・ムーク)と呼ばれる取り組みが始まる。日本オープンオンライン教育推進協議会(白井克彦理事長)が運営し、一四年度は東大、京都大など十三大学が参加。NTTドコモや住友商事などがサイトの開発、保守などで協力する。協議会の福原美三事務局長(明治大特任教授)は「三年後に百万人の利用者を目指す」と意気込み、講義数も増やしていくという。講師は無報酬で、大学や企業からの会費や寄付金で運営する。

 ムークは地理的、経済的制約などで高水準の教育を受けられなかった人や学び直し、新たな知識を身に付けたい社会人に絶好の機会となる。米国発のムークは主に英語だが、ジェイ・ムークは基本的に日本語。福原事務局長は「将来的に修了証が大学の単位に認められたり、就職活動で一定の評価を受けるようになれば一気に多様化するだろう」と話す。

 大学にとっては、配信した講義の評判が受験者数に影響を及ぼす可能性がある。将来的には、大学のあり方自体が変わってくる可能性もある。

 世界的には、ムークは教育の機会均等に貢献する一方で人材発掘の手段にもなりつつある。オンライン教育などに詳しい北海道大の重田勝介准教授は「数百万人を超える受講者から、どこにどのような成績の持ち主がいるかを見つけることが容易になる。世界規模で優秀な人材を発見する機能を備えている」と指摘する。米国のムークでは成績優秀者を企業に紹介して仲介料を得る事業が生まれ、好成績の若者を大学側がスカウトすることも起きているという。
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 ハーバード大などが設立した「エデックス」に参加する京大は、上杉志成教授の「生命の化学」の成績上位者から一人を京大大学院への国費留学生に推薦する。京大でエデックスの運営を担当する土佐尚子教授は「これまでのルートでは見つけられなかった人材に出会えれば」と話す。

 さらに、高等教育が十分普及していない国や地域でも、ムークによって才能が発掘されるケースが増えていくとみられ、地球規模での人材争奪戦が始まりつつあるといえる。企業と連携するジェイ・ムークのターゲットはアジア。福原事務局長は「日本企業のブランド力はアジアで高い。修了証が日本企業への就活でアピールになれば、アジアの人にも関心を持ってもらえるのでは」と力をこめる。

 レーさんは近く、「プレゼンティス」という会社を起こすという。主に留学生向けの就職支援サービスだ。パートナーはムークを通じて知り合った日本人男性。レーさんは「ムークは可能性を広げてくれた。でも、就職や企業の採用活動の要素が強くなり過ぎてもいけないのでは。私も起業のためのスキルアップが目的だったが、新しいことを学んでいること自体が喜びだった。それを多くの人に経験してもらいたい」と話している。 (土屋善文)
by negitoromirumiru | 2010-08-29 01:10 | 生活 | Comments(0)


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