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全精社協補助金流用:元副会長に懲役1年6月求刑

全精社協補助金流用:元副会長に懲役1年6月求刑
2010年6月10日 毎日新聞

 全国精神障害者社会復帰施設協会(全精社協)の補助金流用事件で、補助金適正化法違反罪に問われた元副会長、上野一郎被告(50)の公判が10日、大阪地裁であった。検察側は懲役1年6月を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め結審した。判決は7月14日。

 検察側は論告で「不正受給額は約5100万円と多額で結果は重大」などと述べた。

 一方、弁護側は最終弁論で、厚生労働省職員が、経営破綻(はたん)した障害者支援施設「ハートピアきつれ川」の運営を引き受ける見返りに、研究費名目で補助金を申請するよう勧めたと指摘。「厚労省職員を起訴していないのに、被告を厳罰に処するのは均衡を欠く」と反論した。

 起訴状によると、上野被告と会長の高野修次被告(56)=同罪で公判中=らは、全精社協の事業資金に充てる目的なのに、障害者の自立支援に関する調査研究を実施すると偽り、厚労省から07~08年度に計約5100万円の補助金を不正受給したとされる。【苅田伸宏】

(春之介のコメント)
厚労省の関与が弁護側から指摘されたという。

当時の報道では、調査研究というのは名ばかりで既存資料の寄せ集めであったと記憶している。

この豪華施設の運営そのものが、障害者団体には重荷であったことは間違いない。
by negitoromirumiru | 2010-06-16 10:03 | 福祉 | Comments(0)


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