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俳優 寺脇康文

この人物のオモテとウラ 寺脇康文(俳優) (ゲンダイネット)
2009年12月3日

●三宅裕司の「SET」出身

 水谷豊主演の刑事ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)で人気を博した寺脇康文(47)が、初めて連続ドラマに主演する。寺脇が主演するドラマは、来年1月スタートの「木曜ミステリー 853~刑事・加茂伸之介」(テレビ朝日系、木曜夜8時)。ライダーズジャケットがトレードマークで、たたき上げの刑事役だ。「主人公はものすごく熱い刑事。アクティブな刑事役といえば、寺脇さんしかいない」という番組プロデューサーの鶴の一声で決まった。寺脇も気合が入っている。

「50代が近づいていますけど、まだまだ背広は着ませんよ。アニメのルパン三世のようなおちゃらけた裏に秘めたマジメな部分を出したい」

 ただ、今回の加茂刑事役は、「相棒」で演じた亀山薫役と似たようなキャラ。さらに主役と脇役の違いもある。寺脇の演技力が問われそうだ。

 寺脇は岐阜県羽島市出身。岐阜県立岐陽高校卒業後、大学受験に失敗しデパートの食品売り場でアルバイトをしていたが、名古屋の俳優養成所のオーディションに合格。卒業した84年に上京し、三宅裕司主宰の劇団「スーパー・エキセントリック・シアター(SET)」に入団。この年11月の舞台「超絶技巧殺人事件」でデビューを果たした。

 劇団在籍中には岸谷五朗、山田幸伸らと企画ユニット「SET隊」を結成。舞台やラジオ番組でコントを手がけたりもしている。

「とにかく明るく、根っからのひょうきん者。しかも気配りがあり、エネルギッシュとくる。劇団内でも人気者でした」(演劇関係者)

●あの「ひょうきんさ」は地?

 94年にSETを退団。劇団仲間の岸谷五朗と演劇企画ユニット「地球ゴージャス」を立ち上げ、活動の幅を広げる。96年、情報バラエティー番組「王様のブランチ」(TBS系)で初司会に挑戦。同番組での司会を10年務め、その間には舞台公演と生放送を掛け持ちするというバイタリティーのあるところを見せたりもした。

 00年には「熱烈なファンで、『バンパイヤ』を見て芸能界入りを決心」したという水谷と「相棒」で共演を果たす。天にも昇る気持ちだったにちがいない。しかもコンビは9年も続いた。そのことについて、寺脇は「呼吸や間(ま)を何も相談しなくてもツーカーで分かり合える。本当に気持ちよく芝居をさせていただきました。自分が思い描く理想の演技ができる。波長が同じということなんでしょうか」とインタビューで答えている。

 08年、「相棒」の演技が評価され、主演の水谷とともに第16回橋田賞(俳優部門)を受賞しているが、見方によってはいい共演者に恵まれたと言えなくもない。しかし、新番組では寺脇が主役。主人公の加茂伸之介を「末長く愛していただけるキャラクターにしたい」という思いは、寺脇の力量にかかっている。
by negitoromirumiru | 2009-12-18 19:39 | 箪笥 | Comments(0)


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