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アメリカ生まれの気軽なボランティア、「フードドライブ」

気軽なボランティア、「フードドライブ」とは?
2009年12月13日 excite

「フードドライブ」って、知っていますか? 

名称からは想像しづらいかもしれないが、実はこれ、アメリカ生まれのボランティアのひとつ。家庭にある缶詰やレトルト食品などの保存食品を募り、地域の福祉施設や団体に寄付する活動をいう。

日本ではまだあまり知られていないが、その活動の輪は少しずつ広がっている。女性だけの30分フィットネスチェーン「カーブス」を展開する株式会社カーブスジャパンでは、2007年から全国でフードドライブを実施。年に一度、全国に約800店舗(2009年12月現在)あるカーブス店舗にて会員および一般の人たちから食品を募り、児童養護施設や女性シェルター、介護施設等の施設・団体に寄付している。

しかし、なぜフィットネスチェーンがフードドライブをおこなっているのだろうか? 同社の広報担当に話を聞いた。
「全都道府県に店舗を持ち、地域密着型の展開をしているカーブスとして、少しでも地域の役に立てる活動はないかと考えました。アメリカのカーブスでは1999年からフードドライブを実施していますが、日本では全国でこの活動をしている企業や団体がないことを知り、取り入れることにしました」
実際に活動してみると、食べ物を必要としている人は思った以上に多かったという。

今年度で3年目を迎えるカーブスのフードドライブ。初年度は届け先(296カ所)を探すのにも非常に苦労し、各地の社会福祉協議会を訪問したこともあるのだとか。
「この活動を通じて、児童養護施設や母子家庭支援施設の現状などを知り、自分が今までどれだけ恵まれていたのかを知りました。缶詰1つからでも参加できる活動として、会員の方のみならず、付近にお住まいの方にも気軽に参加していただければと思います」
前回は全国で約3万人が参加、およそ40トンもの食料が集まったそう。

カーブスの会員や届け先の施設のあいだでは恒例の活動として浸透してきており、
「昨年までは11月に実施していたので、“今年はやらないの?”という声もいただきました」
ちなみに今年度から年明けの1月へと実施時期を変更。その理由は「お歳暮・お年賀の後のほうがたくさんあるのに」という声を反映してのこと。

次回のフードドライブは、2010年1月15日から2月13日までの約1カ月間。もちろん会員以外も参加可能。賞味期限が2010年5月1日以降の常温で保存できる食品(缶詰やレトルト食品、乾麺、米、調味料)をカーブス店舗へ持ち込めばOKだ。最寄り店舗はサイトからも検索できる。

「この活動を通じて、ご自身の地域に関して興味を持っていただき、地域を元気にしていけたらとも考えています」
基本的に地域の施設・団体に届けているため、いわば“顔の見える地域ボランティア活動”。参加者からは「何かやりたいけどきっかけがなかった」という声も多いという。まずは気軽に参加してみては。
(古屋江美子)

・カーブス
 http://www.curves.co.jp/
by negitoromirumiru | 2009-12-13 13:38 | 福祉 | Comments(0)


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