イギリス・障がい者のテレビ司会者に苦情殺到! 障がい者団体は差別として擁護
2009年2月25日 ロケットニュース24
イギリスBBC放送が放送している子ども向け番組『CBeebies』の女性司会者として、生まれながらにして片腕が不自由なセリー・バーネルさんを起用したところ、多くの視聴者から苦情が殺到しているという。
その内容は「ウチの子どもが悪夢を見てしまうたろ!」「彼女(バーネルさん)を見たウチの子どもが恐怖におののいているんだ! どういうキャスティングをしているんだ?」「寝つきが悪くなるのでやめていただきたい」など、ほぼすべてがバーネルさんの容姿に関するクレーム。
このことをイギリスのマスコミ各社は「障害をもったバーネルさんは、差別的で不穏なキャンペーンの犠牲者になった」と報じており、バーネルさんに対して同情を示している。日本人からすれば「同情して当たり前だろう」と思うかもしれないが、イギリスは障害者にとって、けっこう手厳しい国だといわれることが多い。
イギリスに留学経験がある人によると、イギリスは外国人はもちろんのこと、障がい者に対して厳しい態度に出る人が多いと感じたという。確かに、この時代になって障がい者がテレビに出ていることが苦情の対象となるのは、先進国としてどうなのかと疑問に思う。
この苦情の数々に対してバーネルさんは「障害について話すきっかけとして、私を使ってくれたらそれはすばらしいことです」と公式コメントをしている。バーネルさんのように寛大な心で人を見ることができる人が、どれだけこの世にいるのだろうか。体は五体満足でも心は不満足な人が多くいる気がしてならない。
(春之介のコメント)
2月の記事だから、その後が気になる
この番組のHPを見てみると、現時点では彼女は出演している
つまり、9か月は降板することなく頑張っているということ。
BBCもいろいろある放送局だし、NHKの基本はBBCを真似ることだから本家には先を行ってほしいね。
英国は階級社会だから、移民や障害者に厳しいという面があるかもしれない
ただ、そこは歴史ある国、身の処し方はご存知だ。
多様なものを知ることは幼児教育の段階から必要であるし偏見を取り去る機会としては重要だ。
翻って、日本ではどうだろう。
乙武くんは最近テレビでは見ないけど、スポーツライターとして活躍しているのかな
ブログ見たけど、春から更新されていない。